お掃除の話を、ちょっと前に話題にしましたので、ときどき、講演で使っている掃除ネタです。
「ゴミを捨てるな!」
世の中には、命令があふれています。
汚れたから、掃除をする。
当たり前のことですね。
汚れると嫌だから、掃除をする。
汚れると嫌だから、「汚すな!」と命令する。
面白いですね。
ときどき、こんな光景を目にします。
不燃物のゴミ出しの日。
「ペットボトルの蓋は別にしてください!」
なんて、その日の当番のおじさんが偉そうに怒鳴っていることがあります。
いつも、そんな光景を見ながら笑っています。
慣れない人が、何かを仕切ろうとすると、どうしてもそうなってしまうんです。
やり方を知らないからですね。
器でない人が、小さいグループでもリーダーになると、リーダーシップをとらなくてはならないと、突っ張ってしまうからです。
歯医者さんもそうですが……(笑)。
それも仕方がないんですね。
歯医者さんも、チーム医療の仕方を習っていません。
看護師さんの教育カリキュラムにはちゃんと組み込まれているんですけどね!
ある日、歯科衛生士さんが、患者さんの希望をドクターに伝えたら、ドクターがその歯科衛生士を呼びつけてこう言いました。
『あたしが総合的に判断して治療しているのに、あなたがどうして口を挟むの!』
それを聴いた私は、あきれてものが言えませんでした。
「私の説明はちゃんと伝わっているわよ」と、インフォームドコンセント100%とアンケートに答えた歯科医師です。
もう、あきれて、「笑うっきゃない!」という状態です。
でも、大丈夫です。
そんな、歯医者さんは、これから患者さんにそっぽを向かれて、自然淘汰されていくことは必死ですので、やがて、絶滅します(笑)!
生物多様性は、考えなくてもいいです。
絶滅危惧種ではなく、絶滅すべき種ですので、このまま、消滅するのを待ちましょう。
さて、人に何かを指示するには、いくつかのステップがあります。
・命令・禁止
「しなさい」「しちゃだめ」です。
青は進め、赤は止まれ!ですね。
利点は、簡単で、誰でもできること。
でも、間違った命令をしたら、とんでもないことになります。
・指導
「ゴミがゴミ箱へ」です。
わたしたちも、歯みがき指導なんてよく使います。
これも、マニュアルでもあれば、誰でもできます。
でも、やっぱり、一方的で、間違ったら、とんでもないことになります。
命令も禁止も指導も、言う方は簡単です。
でも、言われた方は、どんな気持ちでしょうか?
あんまり、いい気持ちにはなれません。
先のステップがあります。
・教育
「教えてあげる」と考えている人も多いんですが……。
本当は、「学ぶ」意欲のある人に、「学ぶ場を提供する」ことですね。
ですから、教育者には、ちょっと勉強も努力も必要です。
「燃えるゴミは、こっちへ、燃えないゴミはこっちですよ。だって、プラスチックを燃やすと、ダイオキシンが出てしまうので、私たちの環境が悪化してしまうんです」
ちゃんと、理由も付きます。
さあ、あとは、受け取る側の問題を考えていきます。
昔、駅のトイレにはこう書かれていました。
『トイレを汚さないください』
最近は、こうです。
いいですね!
最近は、もっと、進歩しています。
『いつも、トイレをきれいに使っていただきまして、ありがとうございます。駅長』
いやあ、汚しにくいですね。
「汚すな!」から、『町をきれいに!』です。
同じ事を言っていますが、ニュアンスがまったく違うことに、お気づきでしょうか?
もっと、すごい所があることをご存じですか?
それは、東京ディズニーランドです。
ここでは、こう考えます。
お掃除もパフォーマンスである。
確かに、掃除する姿も、格好いいですね。
さまになっています。
最近は、絵まで描いてしまいます!
動くと、いろんな音のするキャストもいます。
すごいですね。
さらにすごいことに、ディスニーランドでは、ゴミ箱が、向こうから歩いてくるんです。
発想の転換です。
「ゴミは出る」→「ならば、汚される前に、集めてしまえ!」です。
最近は、東海道新幹線なんかでも、ゴミを集めてきてくれるサービスが行われるようになってきました。
同じ、お掃除でも、奥が深いですね!
「ゴミを捨てるな!」
世の中には、命令があふれています。
汚れたから、掃除をする。
当たり前のことですね。
汚れると嫌だから、掃除をする。
汚れると嫌だから、「汚すな!」と命令する。
面白いですね。
ときどき、こんな光景を目にします。
不燃物のゴミ出しの日。
「ペットボトルの蓋は別にしてください!」
なんて、その日の当番のおじさんが偉そうに怒鳴っていることがあります。
いつも、そんな光景を見ながら笑っています。
慣れない人が、何かを仕切ろうとすると、どうしてもそうなってしまうんです。
やり方を知らないからですね。
器でない人が、小さいグループでもリーダーになると、リーダーシップをとらなくてはならないと、突っ張ってしまうからです。
歯医者さんもそうですが……(笑)。
それも仕方がないんですね。
歯医者さんも、チーム医療の仕方を習っていません。
看護師さんの教育カリキュラムにはちゃんと組み込まれているんですけどね!
ある日、歯科衛生士さんが、患者さんの希望をドクターに伝えたら、ドクターがその歯科衛生士を呼びつけてこう言いました。
『あたしが総合的に判断して治療しているのに、あなたがどうして口を挟むの!』
それを聴いた私は、あきれてものが言えませんでした。
「私の説明はちゃんと伝わっているわよ」と、インフォームドコンセント100%とアンケートに答えた歯科医師です。
もう、あきれて、「笑うっきゃない!」という状態です。
でも、大丈夫です。
そんな、歯医者さんは、これから患者さんにそっぽを向かれて、自然淘汰されていくことは必死ですので、やがて、絶滅します(笑)!
生物多様性は、考えなくてもいいです。
絶滅危惧種ではなく、絶滅すべき種ですので、このまま、消滅するのを待ちましょう。
さて、人に何かを指示するには、いくつかのステップがあります。
・命令・禁止
「しなさい」「しちゃだめ」です。
青は進め、赤は止まれ!ですね。
利点は、簡単で、誰でもできること。
でも、間違った命令をしたら、とんでもないことになります。
・指導
「ゴミがゴミ箱へ」です。
わたしたちも、歯みがき指導なんてよく使います。
これも、マニュアルでもあれば、誰でもできます。
でも、やっぱり、一方的で、間違ったら、とんでもないことになります。
命令も禁止も指導も、言う方は簡単です。
でも、言われた方は、どんな気持ちでしょうか?
あんまり、いい気持ちにはなれません。
先のステップがあります。
・教育
「教えてあげる」と考えている人も多いんですが……。
本当は、「学ぶ」意欲のある人に、「学ぶ場を提供する」ことですね。
ですから、教育者には、ちょっと勉強も努力も必要です。
「燃えるゴミは、こっちへ、燃えないゴミはこっちですよ。だって、プラスチックを燃やすと、ダイオキシンが出てしまうので、私たちの環境が悪化してしまうんです」
ちゃんと、理由も付きます。
さあ、あとは、受け取る側の問題を考えていきます。
昔、駅のトイレにはこう書かれていました。
『トイレを汚さないください』
最近は、こうです。
いいですね!
最近は、もっと、進歩しています。
『いつも、トイレをきれいに使っていただきまして、ありがとうございます。駅長』
いやあ、汚しにくいですね。
「汚すな!」から、『町をきれいに!』です。
同じ事を言っていますが、ニュアンスがまったく違うことに、お気づきでしょうか?
もっと、すごい所があることをご存じですか?
それは、東京ディズニーランドです。
ここでは、こう考えます。
お掃除もパフォーマンスである。
確かに、掃除する姿も、格好いいですね。
さまになっています。
最近は、絵まで描いてしまいます!
動くと、いろんな音のするキャストもいます。
すごいですね。
さらにすごいことに、ディスニーランドでは、ゴミ箱が、向こうから歩いてくるんです。
発想の転換です。
「ゴミは出る」→「ならば、汚される前に、集めてしまえ!」です。
最近は、東海道新幹線なんかでも、ゴミを集めてきてくれるサービスが行われるようになってきました。
同じ、お掃除でも、奥が深いですね!