
久しぶりに剱岳に登ってきました。
たぶん、10数年ぶり。
新田次郎の「剱岳 点の記」が昨年映画化され、ちょっと前に放映されたこともあって、いつになく登山者でごったがえしています。
写真は、室堂から見上げた立山です。
まずは、前夜、新宿発の夜行バスで富山へ入ります。
朝一着、そのまま、別のバスに乗り換えて室堂へ。
ここはすでに2400メートル。
まず、目指すは立山山頂。
右から、雄山・大汝山・富士の折立。
標高は3003メートル。
2時間ほどのお散歩で山頂へ。

山頂から見下ろすと、さきほど出発した室堂は箱庭のように見えます。
左側の赤い屋根は、高原バスの発着する室堂ターミナルです。
上には、ホテル立山があります。
私も会員ですので、もう、10回くらいは泊まったでしょうか?
ただし、夏休みは、なかなか予約が取れません。
中央に見えるのは、みくりが池とミドリガ池。
手前の山荘が室堂山荘、池の向こうの高台にあるのがみくりが池山荘です。
右奥の山は大日岳。

山頂には、佐伯有頼が開山した名残の雄山神社奥社(廃仏毀釈で神社になりました)が。
三枚目の写真が山頂の祠。
なんと、シーズン中は神主さんと巫女さんが常駐。
お参りができます。
雄山までは、観光客も学校登山も来ていますが、ここから先は、山歩きの世界。
大汝山、富士の折立と縦走し、急下降すると、真砂のコル。
コルってのは、歯肉の歯間乳頭部のことではありません。
名前の由来は、山の山頂と山頂の間のへこんだ部分。
真砂岳、別山を経て、剱御前小屋へ。

この写真は、翌日に登る予定の剱岳。
立山が仏の世界の極楽浄土なら、この山は地獄の針の山です。
もちろん、登るのも大変。
その顛末は、また明日。
映画化された影響で、剱沢の剱山荘は大賑わい。
一畳に二人寝る始末でした。
きれいな夕日を観て、早く寝ました。