今日の夕日に向かってジャンプする教え子達です。
今日は、近くの海岸でバーベキューでした。
さて、求められる人材の続きです。
高度成長時代、サラリーマンは会社の歯車でした。
しゃにむに働いて、燃え尽き症候群もありました。
でも、時代は変化してきています。
ベルリンの壁が崩壊する一方で天安門事件が起こりました。
同時多発テロが起こり、サブプライムローン問題が起こりました。
でも、日本は、バブルがはじけて、自分のことで精一杯。
世界を感じる余裕がありませんでした。
失われた10年とか、失われた20年というのだそうです。
オバマ大統領と鳩山首相や管首相の演説を聴いていれば一目瞭然です。
アメリカでは世界を考えています。
でも、日本の政治家には、世界が見えません。
普天間基地問題だって、地域の問題です。
さて、今の学生達はバブルを知りません。
バブルがはじけて生まれました。
ですから、私たちと価値観が違います。
しかも、ゆとり教育世代です。
さらに、少子化ですので、兄弟も少なく、大事に育てられてきました。
そこで、シンポジウムのデュポンの社長さんがおっしゃいました。
「最近の若者は、そつがない。」
いいことのように聞こえます。
でも、本質は違っていました。
失敗しないように、そつなくこなすのです。
失敗したくないんです。
なぜなら、怒られて育っていません。
ですから、ちょっとした注意は、しかられた、怒られたと感じてしまいます。
ですから、60点は取るんだけど、冒険はしません。
うたれ弱いんですね。
社長さんはおっしゃいました。
「大学で、失敗する教育をしてください」
その失敗からどのように立ち直るかが一番の勉強なんですね。
さて、慶応大学の元学長先生。
「楽しくなければ学びではない」とおっしゃいました。
でも、ただ、楽な講義で簡単に点数の取れる教科ではありません。
どんなに授業が厳しくてもいいんです。
そこから、自分が大きくなれる。
それが、楽しい学びなんだ。
いろいろと、考えさせられるシンポジウムでした。