http://www.amazon.co.jp/和顔-仏様のような顔で生きよう―山田無文老師説話集-山田-無文/dp/4881822063/ref=pd_bxgy_b_img_b
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エースをねらえでも紹介された山田無文氏です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/山田無文
チベットを探検して記録も残している河口慧海氏に弟子入り、その後、臨済宗妙心寺派管長、花園大学名誉学長にもなられた方です。
こんな夢のお話があります。
「ある日、山田老師が地獄を旅した。
と、ご馳走がいっぱいあるのに、亡者たちはみんな飢えていた。
そこには、長い箸があるのだが、長すぎて、自分の口には届かない。
亡者たちは、自分だけと、ご馳走を食べようとするのだがどうしても食べられないのだ。
そこで、今度は、極楽を訪れてみた。
と、そこにも、やはり山盛りのご馳走があった。
でも、極楽の住人はみんなおなかいっぱいで満足して、にこにことしている。
極楽の住人は、同じ長い箸で、お互いにご馳走を食べさせあっていたのだ。」
ここから、何が読み取れるでしょうか?
歯学部の学生の講義や、教員の意識向上のためのFDなどで紹介をしたこともあります。
でも、本当の意味を汲み取れた人がどれくらいいたのかはわかりません。
歯医者さんも同じなのかな?と思います。
もちろん、私たち自身の人生もです。
NHK-TVあの人に会いたいには、こんな事があったそうです。
wikipediaより引用をしましたことをお断りします。
『無文は闘病中の夏の日。縁側でそよ風に吹かれると、ふと考えた。 風とは何ぞや。風とは空気。空気とは何ぞや。空気は自然。 その空気を朝から晩まで晩から朝まで、呼吸して生きている。 「そうだ私の後ろ盾には大自然が付いているんだ」と考えたら、寝てられなくなった。 そして、元気が出てきたときに、下手な句を読んだ。 「大いなる者に抱かれあることを、今朝吹く風の涼しさに知る」 南天の実が赤かった夏の日のことでした。』
同じ山田ですので、ちょっと、親近感があります。
老子も荘子も、そして、たくさんの偉人達も、最後は、同じ境地に辿り着くのですね。