$山田隆文の歯医者さん日記


 昨日の続きです。
 変化に対応できない人は、こんな反応をします。
 プレジデント誌には「言い訳・守りに入る・逃げる人」と書かれていましたが、まさにその通りです。

 先日、同僚のちょっとした問題点を指摘しました。

 まず、一人目は、まったく反応なしの無視です。
 嵐がおさまるまで待つのでしょうか?
 でも、なんの解決にはなりませんね。

 二人目は、逆ギレです。
 「あたしのどこが悪いのよ!」です。
 さらには、全く関係のない所に八つ当たりです。
 自分を変える気はまったくありません。
 
 三人目は、一生懸命、言い訳を考え、守りに入ります。
 こちらの指摘した点を、いろいろと言葉を換えて弁解しようとするのですが、どうしても、焦点がずれています。
 顧客=患者さんの方を向いていません。
 いったい、どこを向いているのでしょうね?

 さて、世の中はものすごいスピードで変化をしています。

 そんな中で、プリウスやレクサスのリコール問題で揺れている、トヨタの豊田章男社長の下院公聴会への文書が心に残ります。
 http://www.guardian.co.uk/business/2010/feb/24/akio-toyoda-statement-to-congress

1:成長のスピードが早すぎて、本来は
   First:Safty
   Second:Quality
   Third:Volume
  であるべき優先順位が混乱してしまった。
2:顧客の声に耳を傾けるという我々の基本姿勢が弱ってしまった。
  人材や組織の育成が追いつかなかった。
3:今後は、Safty Customer First(顧客の安全第一)の見地に立ち戻り、
  安全優先の体制作りに全力を挙げる。

 いかがでしょうか?
 世界のトヨタでも陥る誤謬です。
 私たち凡人だって、たくさんの過ちをします。

 では、それを隠すのか?
 それとも、勇気を出して明らかにすることで、一歩前進するのか?

 もちろん、後の方がいいに決まっていますね。

 でも、勇気が出せない!
 だから、都合の悪いことを隠そうとする。
 
 でも、そのままでは、世の中の急速な変化から取り残されます。

 誰かがこんな言葉を言っていました。
 「変化しないのは、その分、もう、遅れてしまっているんだ」

 さあ、あなたなら、どちらを選びますか?