明日は、社会人向けのセミナーの講師を務めますので、今、ネタを練っています。
その一つ目のレッスンとして、「第一印象」というトレーニングをしてみようと思っています。
「白衣」
これは、魔法の衣服です。
「白衣」というイメージから、一般の人はどんな感じを受けるでしょうか?
白衣を着ているのは、
・医療従事者
医者・歯科医師とは限らない
看護師・歯科衛生士・検査技師・鍼灸師などなど
時には、ライセンスも何にもない病院スタッフが着ていることも
・美容師さん
・調理師さん
・学校の理科の先生
でしょうか?
ユングの心理学では、意識の一番外側をペルソナ(persona)と言います。
人の一番外側にある外的側面。
仮面という意味です。
その人が、その仮面を用いて、回りの世界に対して演じています。
まさに、美内すずえさんの「ガラスの仮面」ですね。
ですから、同じ人でも、「仕事の顔」「プライベートの顔」「夫や妻としての顔」「親としての顔」などなど、様々な側面を持っているかもしれません。
ユングの場合には、宇宙意識まで飛んでいってしまいますので、それは、また別のところで論じるとして、まずは、一番外側を考えていきましょう。
「白衣」を着る。
これは、医療従事者が、『さあ、医療を行うぞ!』という意志の表れですね。
(逆に、小児歯科などでは、子どもに威圧感を与えないために白衣を着ない先生も増えてきました。)
中身は同じ医療従事者であっても、プライベートの時にはラフな格好をしているかもしれませんし、スーツを着る時もあれば、デートの時には思いっきり着飾っているかもしれません。
でも、世間の人は、「白衣」を着ている人を見ると、「ああ、医療関係か?」と考えます。
私たちは、その人物が何者であるかを判断するときに、どうしても、見た目に左右されてしまいます。
それはどこから来るかというと、私たちが生まれてからこのかたず~~~~っと培ってきた経験に他なりません。
そこには、自分の経験だけではなく、親兄弟の言葉や、テレビや雑誌などで得た情報などなど、清濁あわせていろいろなものが混ざっています。
カウンセリングでは、相手を客観的に見られない状況、相手の話を聴けない状況をブロッキングと呼んでいます。
私は、それをいくつかのパターンに分けてみました。
そのひとつが、プログラミングです。
パソコンのソフトみたいものですね。
もし、パソコンに間違った情報を与えれば、間違った答えを出します。
もし、これまでの生育歴中で、ある特定のパターンがすり込まれているとしたら???
服のデザイン、食べ物の好き嫌い、話し方などなどなど、あなたは「本当にあなた自身が決めた」と100%の自信を持って言えるでしょうか?
彼に「ああ、その服に合うね」と言われたら、同じような服ばかり探していませんか?
「○×が好き」という食べ物が、親が選択しただけで、子どもの時から習慣的に食べてきたものではありませんか?
近所のおばさんに、こんな風に言われたことはありませんか?
「あら、△□さん、最近、お母さんに似てきたわね」
さあ、あなたの中の何パーセントがあなたの本当のオリジナルなんでしょうか????
などという思い話はちょっとおいておきます。
時々、高級ホテルでランチを楽しんだり、銀ブラをしてブランド店を冷やかすこもとあります。
と、どうでしょう?
入り口の黒服さんに、頭のてっぺんから足の先まで「じろり」と見つめられます。
(ああ、このお客さんはいいものを着ているな)とか、(安ものばっかりだから、冷やかしかな?)とか、(ブランドばっかり持っているけど、見栄っ張りなだけで洗練されていないな)などと読み取られているように感じます。
では一方で、私たちが患者さんを観るとき、どんな目で観ているのでしょうか?
のなかで、「観る」ということに少し触れてみました。
「視る」「見る」から「観る」、そして「診る」「看る」、最終的には見守る・面倒をみるとおうレベルの「みる」まで、まだまだ先はいっぱいありそうです。
私たちが普段の診療の中で、なんとなく、経験的に患者さんを「好き」「嫌い」で判断してないか、ときどき、自分の観る目をお掃除する必要があるかもしれませんね。
お掃除のお話は、また、いつか。
その一つ目のレッスンとして、「第一印象」というトレーニングをしてみようと思っています。
「白衣」
これは、魔法の衣服です。
「白衣」というイメージから、一般の人はどんな感じを受けるでしょうか?
白衣を着ているのは、
・医療従事者
医者・歯科医師とは限らない
看護師・歯科衛生士・検査技師・鍼灸師などなど
時には、ライセンスも何にもない病院スタッフが着ていることも
・美容師さん
・調理師さん
・学校の理科の先生
でしょうか?
ユングの心理学では、意識の一番外側をペルソナ(persona)と言います。
人の一番外側にある外的側面。
仮面という意味です。
その人が、その仮面を用いて、回りの世界に対して演じています。
まさに、美内すずえさんの「ガラスの仮面」ですね。
ですから、同じ人でも、「仕事の顔」「プライベートの顔」「夫や妻としての顔」「親としての顔」などなど、様々な側面を持っているかもしれません。
ユングの場合には、宇宙意識まで飛んでいってしまいますので、それは、また別のところで論じるとして、まずは、一番外側を考えていきましょう。
「白衣」を着る。
これは、医療従事者が、『さあ、医療を行うぞ!』という意志の表れですね。
(逆に、小児歯科などでは、子どもに威圧感を与えないために白衣を着ない先生も増えてきました。)
中身は同じ医療従事者であっても、プライベートの時にはラフな格好をしているかもしれませんし、スーツを着る時もあれば、デートの時には思いっきり着飾っているかもしれません。
でも、世間の人は、「白衣」を着ている人を見ると、「ああ、医療関係か?」と考えます。
私たちは、その人物が何者であるかを判断するときに、どうしても、見た目に左右されてしまいます。
それはどこから来るかというと、私たちが生まれてからこのかたず~~~~っと培ってきた経験に他なりません。
そこには、自分の経験だけではなく、親兄弟の言葉や、テレビや雑誌などで得た情報などなど、清濁あわせていろいろなものが混ざっています。
カウンセリングでは、相手を客観的に見られない状況、相手の話を聴けない状況をブロッキングと呼んでいます。
私は、それをいくつかのパターンに分けてみました。
そのひとつが、プログラミングです。
パソコンのソフトみたいものですね。
もし、パソコンに間違った情報を与えれば、間違った答えを出します。
もし、これまでの生育歴中で、ある特定のパターンがすり込まれているとしたら???
服のデザイン、食べ物の好き嫌い、話し方などなどなど、あなたは「本当にあなた自身が決めた」と100%の自信を持って言えるでしょうか?
彼に「ああ、その服に合うね」と言われたら、同じような服ばかり探していませんか?
「○×が好き」という食べ物が、親が選択しただけで、子どもの時から習慣的に食べてきたものではありませんか?
近所のおばさんに、こんな風に言われたことはありませんか?
「あら、△□さん、最近、お母さんに似てきたわね」
さあ、あなたの中の何パーセントがあなたの本当のオリジナルなんでしょうか????
などという思い話はちょっとおいておきます。
時々、高級ホテルでランチを楽しんだり、銀ブラをしてブランド店を冷やかすこもとあります。
と、どうでしょう?
入り口の黒服さんに、頭のてっぺんから足の先まで「じろり」と見つめられます。
(ああ、このお客さんはいいものを着ているな)とか、(安ものばっかりだから、冷やかしかな?)とか、(ブランドばっかり持っているけど、見栄っ張りなだけで洗練されていないな)などと読み取られているように感じます。
では一方で、私たちが患者さんを観るとき、どんな目で観ているのでしょうか?
のなかで、「観る」ということに少し触れてみました。
「視る」「見る」から「観る」、そして「診る」「看る」、最終的には見守る・面倒をみるとおうレベルの「みる」まで、まだまだ先はいっぱいありそうです。
私たちが普段の診療の中で、なんとなく、経験的に患者さんを「好き」「嫌い」で判断してないか、ときどき、自分の観る目をお掃除する必要があるかもしれませんね。
お掃除のお話は、また、いつか。