大奥、見てきました~~!
(ネタばれなしです。以下、長いです。)
良かったです!
うん。想像していたよりも、ずっと良かった
ネタばれなしで、見ました。
なるべくニノのコメントとかも、テレビやwebのコメント以外は、見ずに。
雑誌も読まず。
正直、時代劇らしい時代劇ではないだろうと、そこのところは全く期待していなかったのですが。
←失礼すぎる…
でも、思っていたよりも、そういったところが丁寧に作られていて、楽しめました~。
(どんだけ期待してなかったの、って感じですが
)
もちろん、俳優陣の演技は期待どおりで、それを楽しみに(特にニノさん!
)観に行ったようなものだったので、これぞ!という場面もあって、テンション上がりました。
私は、おばあちゃん子で、田舎人なので、小さい頃から時代劇はかなり馴染み深くて。
初期の水戸黄門から、遠山の金さん、銭形平次、必殺シリーズ。
そして、外せない鬼平犯科帳。
(これらが、延々と再放送される地方局…ww)
大河を含め、NHK週末の時代劇ドラマもいつも(今もたまに)見てました。
映画も、先日ブログにアップした、藤沢周平作品(山田洋次監督のなど)を中心として好きなものが色々あります。
それらを踏まえると、原作が漫画の時代劇映画は、なかなか難しいな~というのが感覚としてあります。
漫画原作のも『どろろ』とか『カムイ外伝』のような、多少ファンタジー的(と私が勝手に呼んでる)要素があれば、まだ映像化の意味が出しやすいかもしれません。
そこに、今公開中の『十三人の刺客』のように、武士同士の大義・執念・闘い、みたいな大きなテーマ(主題)や事件があれば、
それにアクション(殺陣)を付けて、人間ドラマも織り交ぜつつ、かなりエンターテイメントとして、おもしろい時代劇になりやすいのかな、と勝手に思いもします。
でも、蜷川のミカさん監督の『さくらん』を観たときにも感じたんですが、そういう派手なシーンが見込めない時代劇で、原作が漫画だと、何を描くか、どこに重点を置くか、のバランスがかなり難しいんではないかと。
原作が藤沢作品のような文芸作品の場合、一行で書かれた昔の日本人を象徴するような印象的なシーンを、どう映像化するか、に余白があって、そこに映画監督なり脚本・演出家の腕の見せ所があると思うのですが、
漫画が原作の場合、情景描写は、ほとんどが元々視覚でとらえる画な訳で。
登場する人物像の深みも、やはり漫画原作だと、画から読み手が想像力を働かせて作り出す部分が大きくて、その雰囲気を壊さず、かつ動画として出すのは、想像以上に難しい。
と、勝手に思ってしまいます。
『さくらん』では、花魁世界の表と裏、といった時代背景を含めた読者の目を引く要素があったように、『大奥』では男女逆転の世界、という要素があります。
(小説と違って、売れる漫画であるためには、こういう目立つ要素が必要な気がします。)
それを映像で視聴者に味合わせるために、ある程度場面を割く必要があるとなると、余計に人間模様だったり、人間の内面だったりを、どこまで深く見せられるかは、バランスをとるのが大変なんだろうな~と感じてしまうんです。
でまた、今回の『大奥』のように、原作がまだ続いてる場合。
何を主題に、どこを主軸に、映像作品として描くのか。
より難しい、と思います。
フジテレビ版の正真正銘女性『大奥』のように、ドロドロした女と女の戦い、みたいなものがあれば、それはそれで一つの哀愁が漂いますが、今回の『大奥』は、そこまでドロドロはしないみたいだし…と。
殺陣といっても、一対一が少しあるだけだろうし…と。
まぁ、そんなようなことを思って、今回の二宮和也主演『大奥』は、正直作品としてはあんまり期待せずに見よう、と思っていたわけです…。
ただ、俳優陣の顔ぶれから見るに、その演技は見ものだろうなと期待していましたし、衣装だったり、男女逆転の世界ってどんなものだろう、という単純な興味はすごくありました。
そして今回映画を観た感想。
うん、良かった!
です
話の内容・流れ・結末は、人の好みがあると思いますが、随所随所でキラリと光る俳優陣の演技は、ほんとによかったと思います。
(一緒に見に行ったのは男友達なのですが、男同士のいちゃいちゃには、やはり若干抵抗があったみたいですwww)
時代考証を綿密にした、というのは納得で、ちょっとしたところの、座る位置関係なり、所作・作法なり、すごく気を使ってあるように感じました。
といっても、私が詳しくそういうのを知るはずがないので、ただ違和感がなかった、という話ですが。
ニノさんの江戸っこ風情で啖呵を切ったりする場面は、これをこのまま白黒にすれば、昔の時代劇としてありだな~と思いながら観てました。
(最近は、大河みたいな仰々しいものしか放送枠として残ってませんが、時代劇ってもっと軽い感じのもあったと思うんですよね~、というのは個人的な意見で…。)
一つ言うなら、音楽が…
やっぱり自分の中で、時代劇はなるべく実音のみ、というイメージがあるので…。
入れるのは、ジャーンやダダンという感じの効果音的な挿入音と、最初と最後らへんに、ここぞというときのクラシック、もしくはテーマ音楽、というのが好みで。
『大奥』の最初の方はまだ雰囲気にも合っていて良かったんですが、後半、もういいでしょ、と思うほどに、ずっとBGMがかかりっぱなし…。
しかも映画館なので、結構な大音量。
場面に合わせてあるつもりなのは分かるけど、そこはもう役者の演技に任せてよ!
時代劇なのに!
と勝手に憤慨してしまいました…。
もちろん、これは好みの問題です
つい時代劇好きなので、こういうことが気になってしまいました(汗
ニノさんの演技に関しては、納得、の一言です。
何に?という話ですがww
とにかく、納得、です。
ニノの演技は、本人の演技はもちろんなのですが、一緒した俳優さんが「すごく演技しやすい。」と口にすることが多いように、周りの演技を引き立てる、という意味でずば抜けていると常々思っていまして。
今回の主役の水野は、ストーリーテラーとして、個性的なキャラクターに出会い関わるシーンが次々とあるので、まさに、そのニノの真骨頂を見せられた気分です。
その印象的なシーンの具体的な感想を、二回目を観てからまた記事にしたいな~と思わされるぐらいです。
(2回目、行きますww)
もう、一つ一つ上げて、ここのこんな所が好き、というのを言いたい!笑
当然、周りの俳優さんも、それぞれがキャラクターに見事に合っていて、パズルのピースみたいにそれらが合わさって、一つの絵になっていたと思います。
具体的には、もっと書きたい…笑
佐々木蔵之介さんも、玉木宏さんも、阿部サダヲさんも、関ジャニ∞の大倉くんも、他ちょっと出るだけの脇の俳優さんもよかった。
一緒に行った友人は、柴咲コウちゃんにメロメロでした。
(彼が、草食系男子だからかな??ww)
隣に座っていた、老夫婦のお父さんは、掘北真希ちゃんが画面に出るたび、ちょっと前のめり…笑
真希ちゃん、可愛かったからなぁ
演出的にも、ストーリー展開的にも、あれ?と思ってしまうところも、役者さんの演技で、締まっていたように思います。
(と、さらっと批判もしつつww)
たくさんの人が観るものなので、全員が納得する場面展開は存在しない訳ですが、とても原作に忠実に、丁寧に作られていたところが、ある程度誰にでも受け入れやすい作品になっていたのでは、と思います。
観終わった後、速攻原作の1巻を買って読みました。
ビジュアル的には、原作の水野とニノ演じる水野は、だいぶ違いますね
でも、生命力のある人物、というのはまさに、でした。
べらんめえ口調、というのかな。
江戸っこの生意気な口調で、ぱっぱと啖呵を切る水野。
映画を観終わった後、「なんか、ニノが一人で活きが良かったな~。」なんて言っていたんですが、原作を読んで、あ~それがまさに水野なんだ、と思いました。
イメージで言うと、
大奥は、優雅に色とりどりの錦鯉が泳ぐ、立派な日本庭園の池。
与えられた餌を食べることしかせず、日々、小奇麗な池の中をぐるぐると泳ぐたくさんの鯉。
その中に、入ってきた、一匹の黒鯉。
それが水野です。
一匹だけ、自然の川や池で育ち、泥の中から餌をさぐり、流れに逆らって泳ぐことを忘れない。
庭園の生簀に入っても、一匹だけ、ぴちぴちとジャンプしているような真っ黒い、元気な鯉。
映画の中では、大奥を水槽の中の金魚に喩えてました。
ニノが意識してそういう役を演じていたとしたら、確かにいい役者さんなんだな~と思わされます。
作品としては、ものすごく評価の高い作品ではないかもしれませんが、そういう水野の姿がしっかり見られたので、私としては、満足です
柴咲コウちゃん演じる女将軍吉宗が、原作ではむしろ主役だったのかなと思いますが、コウちゃんも、それに見合うだけの存在感がありました~。
かっこよかったです、吉宗。
驚いたのは、映画を観にきていた年齢層が、かなり高かったことですね。
公開してしばらくしての平日の夕方だったから?
なのか、私と友人の両隣は、定年退職後のご夫婦、といった感じで。
一人で観に来ているようなおじいちゃんも、私が見かけただけで3人。
全体の雰囲気も、かーなり大人な感じで、落ち着いてました。
もし、フジテレビ版『大奥』のようなものを期待して観たとしたら、度肝を抜かれたんじゃないかと、ちょっと心配ですww
だって、男の子同士で、チューしちゃうんですよ!
気をつけて!おじいちゃん!笑
正直、最後のエンドロールで、いきなりDear snowのイントロが流れたときは、「軽っ!」と思ってしまいましたが、
じっくりそのまま曲を聴くと、だんだんなじみました。
やっぱり、ソロを聴かせる曲で、かつ大宮の二人なので、安定感があるからかなぁ
お隣のお父さんも、最後まで、席を立つしぐさをすることなく、座ってはりました。
なんだか、そんな小さなことが嬉しかったり。
ちなみに、Dear snow、今日買ってきました…汗
いや~、なんか気づいたら発売発表してて。
気づけば、もうネットから予約できない感じで。
お店行かなきゃ~と思ってるうちに、また『果てない空』が発売されるとかって言うじゃないですか!
初回限定盤、あきらめました…はい…
『果てない空』も、予約してません…。
今度は、せめて発売日に買いに行こうかな…←こら