巷に雨の降るごとく | 徒然なるままに。

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巷に雨の降るごとく
われの心に涙ふる
かくも心ににじみ入る
このかなしみは何ならん

・・・後略

ポール・ヴェルレーヌ/訳堀口大學


涙を流して泣く時。例えば、


悲しい、悔しい、心細い、切ない、嬉しい、そういう感情が高まった時。

何か精神的なストレスを感じた時。



自分が泣くのは、どんな時か。


そう考えると、やっぱり、映画やドラマ、本などで触発されて感情が高まった時、が一番多いと思われます。


私の場合、柴田理恵さん並みに涙もろいので、ドラマや映画、本で泣くことはしょっちゅうです。

フランダースの犬のワンシーンだけで、泣けると思います。

おばあちゃん子だったので、時代劇でも泣けます。


最近だと何で泣いたかは、あまりに日常茶飯事すぎて…。

う~ん、思い出せません…。




理由もなく泣いたのは、最近だと、嵐の「troublemaker」のPVを見た時です。

これは、何か感情が高まった、というよりは、精神的なストレスによる方なのかな、と。


おそらく、疲れがたまっていたのだと思います。

嵐5人の歌ったり笑ったりしてる映像だけで、なんだかじわっと涙が出てました。


最近のしんどかったこととか、そういうのを考えていた訳でもなく、ただ、PVの映像見て、泣きました。



何か、感情に突き動かされて泣く時よりも、こういう時の涙は、ゆるゆると流れる気がします。

ぽろっ、とか、だーっとか、ボロボロ、とかではなく。

ゆるゆると…。

ちょっと意味不明ですが(笑)

要は、よりコントロール不能な涙、という感じがします。



泣くことに抵抗がないので、こういう時は、涙が出るに任せます。

泣くことには、ストレスを発散する作用がある、というのは本当ですね。


泣いた後は、なんだかすっきりして、PVの内容にニヤついてました(←残念な人 笑)。




だからこそ、泣くことができない、もやもやした精神状態の時が、意外と辛かったりします。


涙もろさを活かして、何か泣くための材料を探すのは簡単なのですが、それを探すのすら億劫になる。


そういう時は、なかなか眠れないし、音楽を聴いたりする気にもなれない。


ここでもし泣けたら、少しは楽になるのに…。


そんなもやもやとした状態。



そんな時。

雨が降るのを見て、「泣いているみたいだな。」と思うことがあります。


電車に揺られながら、ふと、窓ガラスにつたう雨粒が、なんだか流れる涙のように見えて。

泣いているみたい、そう思えてくる。



それで、冒頭の詞です。

この詞を何かで読んだ時に、もの凄く印象に残ったのは、きっと、自分でもそう思うことがあったからだと思います。


詞の後の部分を読むと、この作者が、屋根に打ち付ける雨の音や、街に降るその様を思い描いて、詞を詠んでいるのが分かります。


視覚だけでなく、聴覚、嗅覚、身体全体で、雨を感じ取って、それが自分の心情と重なり合う。


巷に降る雨のように、わたしの心に涙が流れる。


それは、ひどい孤独と、やり場のない切なさと、自分でも分からない混乱。

様々な念が混ざり合って、ただただ辛い中、実際は流すことができない涙に、降る雨を重ねて見ている、そう感じる詩でした。

(詞をどう感じるかは、受け取り手の自由ということで、本当の意味ではなくて、あくまで個人の第一印象です…汗)



今も、なかなか泣けないもやもやした時、この詞を思い浮かべることがあります。


巷に雨の降るごとく
われの心に涙ふる
かくも心ににじみ入る
このかなしみは何ならん


後略なのは、この導入部分しか覚えていないだけです(汗

この部分を繰り返すと、なんとなく落ち着くんです。



後で少し調べて知ったのですが、この作者ポールさん。

奥さんがいるのに、美少年詩人とふらふらと旅に出て、その挙げ句、その少年と揉めてライフルか何かで撃ってしまい、捕らえられたりした人のようで。

捕まって独房にいる頃に出された詩集に入っているのが、この詞らしく…。


なんというか…

人間の心情って、深~い根っこのところでは繋がっているんだな、とか、詩人ってやっぱりすごいな、とか色々思わされました(笑)


「言葉なき恋唄」とか「無言の恋詩」とかに訳される詩集に、入っているようです。
(簡単に、ネットで調べただけなので、正確かどうかは分かりません…)


原本のフランス語はよく分からないのですが、英語訳がいくつかあるみたいで。

Tears fall in my heart,
Like the rain on the town.
・・・

とか、

It's rainy in the city.
So is it in my heart.
・・・

などと訳されているようです。


こうやってみると、主語や動詞に何を持ってくるかで、だいぶ印象が変わります。


日本語訳もいくつかあるようですが、私が読んだのは、上記の堀口大學訳のもの。


日本語は、動詞のおかれる位置が全く異なるので、訳すのが難しい詞なんだろうなぁ、と思わされます。


私の心にも、すっと入ってくる感じは、この訳のおかげもあるんだな、と思います。




最近泣いた話から、何故か、詞の話になってしまいましたが…


最近、春の雨が降り続いているから。

ということで…。涙と雨の話でした。

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