きょうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。

■永田和宏・馬場あき子共選
「お」と打てば「お世話になっております」と出てくるあわれ職場パソコン
(西条市)村上 敏之
■馬場あき子選
白線から落ちたらワニに食べられる小学生と信号わたる
(奈良市)山添  葵
■佐佐木幸綱選
自転車屋本屋仕出し屋文房具屋閉じた店見て歩くふるさと
(滋賀県)木村 泰崇
■高野公彦選
左きき用のグローブはめてみた校庭に出て「野球しようぜ」
(奈良市)山添 聡介

★★★
 村上さんアタシもやってました自分で単語登録して「と」で東芝、「ふ」で富士通、「み」で三菱電機てえぐあいに業界誌やってる会社にいたモンでまあねソレやってたころは「あわれ」とは思わなかったけど。

 木村さんそう店は「屋」でいいんですよ肉屋を「精肉店」魚屋を「鮮魚店」なんてこまっしゃくれたいいかたしなくていいカタカナのほうも同じコーヒー屋を「カフェ」なんていうこたねえ。

 ソレでは「屋」で一首。

政治家をそう呼ぶコトはやめようやドイツもコイツも政治屋でいい

 山添さんご姉弟ココんトコお歌を目にしてなかったんで今回ソレにふれて安心しやしたコレからも歌道にはげんでおくんなせえ。

さてオマケといったら失礼きわまりねえが「朝日俳壇」からも一句。

■大串 章選
茶寿の母背負ふ軽さや啄木忌
(京都市)室  達朗

 選者評。「108歳の母を背負い、『たはむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず 啄木』を思う。母を背負って啄木は泣いたが室氏は諾(うべな)っている」

 まあ室さんのお心はともかくお母さんが108歳てこたあ室さんもそれなりのお年でしょうから気をつけておくんなさい縁起でもねえコトいって申しわけねえがお母さん背負ったままコケたりするとコレがホントの共倒れだからそういうコトいうなつ‼️

 ソレにしても。108歳のコトを「茶寿」というのか知らなかったこの手のいいかたは99歳をさす「白寿」で打ち止めかと思ってたんでね。

 ソレではこの手のいいかたをネタに一句。

還暦はこえたが古希はたぶん無理

 何しろアタシのカラダん中じゃCancerかきょうも元気にはたらいてるからね。

 ソレじゃ今回はココまで。