鈴木宣弘と森永卓郎の共著「国民は知らない『食料危機』と『財務省』の不適切な関係」(講談社+α新書)を読んだ。どういうコトが書いてある本かというとまあ題名どおりだ。

 は? 「ソレじゃ紹介説明になってないつ‼️」ですって? ご不満なかたはご自分で読んでくんなまし。

 まあ一つだけ紹介しとくとこういうコトいってる。本スジといえるかどうかわからねえ話だけど。169ページから172ページ、

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 佐賀県が面白い提案をしている。
 衆参両院の定数は選挙区の人口に基づいて配分されているが、これを食料の供給力で計算し直すとどうなるか、という内容だ。
 食べ物を供給する力こそ、人間の命に関わる最重要事だ。この試算は食料自給率をベースに各地方の「重要度」を表す「ものさし」とも言える。
 これによると、食料自給率を考慮した北海道の議員定数は五九人に上る。また、当の佐賀県は三人増えて五人。
 一方、食料自給率ほぼゼロの東京は、議員定数わずかに一(最新データだとゼロになる)。大阪も一九から激減して一になってしまう。
 この試算を仮定の話として済ませるわけにはいかない。台湾有事をきっかけに食料危機が起きれば、食料産地の政治的な発言力は高まるだろう。
 農業政策を霞が関やグローバル企業の都合だけで決めてはいけないのだ。地方の実態を考慮せず、農業いじめばかりやっていと、いずれ大きなしっぺ返しをくう。そのときには永田町の政治家や、霞が関の官僚、都心部に住むグローバル企業の経営層などはみな飢え死にしてしまうが、一方で彼らが日頃軽視している地方の農家は生き残る。
 そのことを肝に銘じて政策決定を行ってほしい。
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 まあこの話を実現しようとすっと法律変えねえといけねえがソレは人口ベースで議員定数が決まってるいまの国会じゃムリだろ。だから道県市町村で条例つくって「食料国内輸出制限」するとかになるのかねえ。

 は? 「そんなコトになったらアンタも食べ物にコト欠くハメになるんじゃないの?」ですって?

 どうかねえ。アタシはイホウ人もといイロウ人なんで栄養剤で生きてるからね。米麦野菜果物肉魚が世間に出回らなくなっても栄養剤がありゃでえじょうぶ。

 は? 「食べ物にコト欠くよな世の中に栄養剤がいきわたるワケないでしょうがつ⁉️」ですって?

 そんときゃ飢え死にだな。まあただ死ぬのはおもしろくねえから死ぬ前に何かしらよからぬコトするけど。