きのうの「朝日新聞」7面。「朝日歌壇」。「第39回 朝日歌壇賞」受賞作。「2022年の入選歌から選者4人が1首ずつ選びました」(記事から)。

■馬場あき子選
手始めに線量測る畑(はた)仕事十二年目の福島の春
(須賀川市)近内志津子
■佐佐木幸綱選
戦争は祈りだけでは止まらない 陽に灼(や)かれつつデモに加わる
(東京都)十亀 弘史
■高野公彦選
青森は上空通過のミサイルもウクライナでは通過などせず
(五所川原市)戸沢大二郎
■永田和宏選
虐待という言葉まだ知らぬ子は「ママごめんね」と餓死をしました
(岡山市)牧野 恵子

★★★
 明るくないねえ。もちろん。そうなったなあ詠み手の皆さんのせいじゃなく、そう詠ませるよなコトしたヤツらのせいだけど。

 そういうヤツらのうちの一人を詠んだお歌。

■高野公彦選
「人は皆必ず死ぬ」とプーチンが戦死の兵の母に言いたり
(観音寺市)篠原 俊則
■馬場あき子選
「人は死ぬ」と病死事故死もあるけれど戦死はあんたのせいだプーチン
(茨城県)樫村 好則

 ソレではアタシも1首。

「人は死ぬ」プーチンがいうソレはウソ「オレが殺した」コレがホントだ

■高野公彦選
ハロウィンが終わってすぐにツリー立つどこへ行ったか日本の秋
(土岐市)小林 智子
■永田和宏選
サンタさんは鍵屋じゃないと入れない姉の疑問にうなずく弟
(福岡市)藤掛 博子
■馬場あき子選
楽しかったことはいっぱいあったのになんでさよならばかり歌になる
(筑後市)近藤 史紀
■佐佐木幸綱選
またひとつ高層ビルが建ち上がり街はますます無口になりぬ
(川崎市)新井美千代

★★★
 小林さんのお歌に乗っかって。

「春の海」暮れのうちから流すなよ鬼が笑うぞソレでいいのか

 どこたあいわねえが、総武線沿線の某駅近くのショッピングモールでやってたんだよな、クリスマス明けたら店の中で「ツンツクツクツン、ツンツクツクツン」て。コレじゃ鬼だけでなく伊東四朗も笑うぜ。

 は? 「なんでココで伊東四朗が出てくんのよ?」ですって?

 兄さん姐さん、M-1だのR-1だけ観て満足してちゃいけねえ。懐かしのギャグにも目え向けねえとな。

 藤掛さん。たしかに。戸締りしてあるのに、サンタさんは入ってこられる。あの袋んなかにゃ、プレゼントのほかに何百何千何万とカギがあるんだね。

 ソレじゃ、サンタで一首。

わかったぞウチにサンタが来ないワケそうだよオレは彼女がいない

 松任谷由実さんとそのファンの皆さん、ちょっと曲を借りてフザけてみただけだ。怒らねえでくれ。

 近藤さん。お気持ちはわかりますが、お釈迦様が「愛別離苦」とおっしゃり、シナの詩人の于武陵も「人生足別離」とうたっていまさあ。

 は? 「お釈迦様のほうはわかったけど、于武陵てだれよ?」ですって?

 しょうがねえなあ。コレだよ。

「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」

 コレでわかったでしょ?

 ソレじゃ、「さよなら」で一首。

いわれるとこたえるクセにいうときは平気なカオで「さよなら」という

 は? 「アンタ、そんな自己チュ〜なヒトだったの⁉️」ですって? この高座きいてりゃわかるでしょ。

 新井さん。ホントそうですよね。ビルも3階建て4階建てくれえなら「きょうも元気だタバコがうまいつ‼️」て声が聞こえてくるが、20階建て30階建てとなるとテメエの重さで往生してるデ○みてえにムスッとした感じしかしねえ。

 それに。やたらと高えモンを建てるなあよくねえ。こうなる。

街なかにバベルの塔が建ちならぶそのうち神の怒りくだるな

 もう一首。

ナントカと煙は高いトコが好き高層ビルはナントカの群れ

 そう。あんなエレベーターとセントラルヒーティングがコケたら「タテ型ア○○○○○○ツ」になっちまうよなトコをありがたがるヤツなんざ、アタシにいわせりゃバ○。

 は? 「アンタ、自分が立ちションもとい億ションに住めるほどおカネ持ってないからヒガんでるんでしょ?」ですって?

 大きなお世話ですよ。

 さて。ソレじゃ今年はじめの「朝日歌壇」ヘタ漫談と狂歌はコレでお開き。お退屈様でした。