きょうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。
■永田和宏・馬場あき子・高野公彦共選
学校は「あだ名禁止」の流れだがあだ名しか思い出せぬ友がいる
(東京都)上田 結香
★★★
どこのヤボテンだ?
「あだ名まかりならぬ」といいだしたなあ。あだ名もブンカ。本人にむかってそう呼ぶかどうかはおいといて、長嶋茂雄のコトを「長嶋さん」としか呼ばねえような世の中のどこがおもしれえんだ?
ソレでは、アタシのあだ名で一首。
中学でアタシのあだ名は「弱いヤツ」ぜんぜん気にはしなかったけど
まあね。いまから半世紀前の某市立某中学校はバカばっかりだったから、あだ名もソレに応じたのばかり。小林だと「コバン」、富永だと「トンビ」、地黒は「ニグロ」。
いまなら、「コバン」とか「トンビ」はともかく、「ニグロ」とか「弱いヤツ」は、センセイの耳に入ったら「やめましょうつ‼️」だな。
特に「ニグロ」は。近ごろの小学校や中学校には、アフリカ系の流れをくむお子もいるてえから。
■永田和宏・佐佐木幸綱共選
「熊に注意」高速道の貼り紙は熊にも見える場所に貼るべし
(弘前市)永井 一喜
★★★
永井さん。お言葉をかえすようで申しわけねえが。熊は字が読めねえだろうから、「熊に注意」の貼り紙見ても、「このヘンをウロつくのはやめよ」にゃならねえと思いますがねえ。
だから。
熊さんが山でタラフク食えるよに草木を増やしてあげるべきだよ
熊さんだって好き好んでヒトのいるトコに出てくるワケじゃねえんだからさ。
■馬場あき子・佐佐木幸綱・高野公彦共選
アメンボや葉っぱがいっぱいありました三年ぶりのプールのそうじ
(奈良市)山添 葵
★★★
令和の御世の大伯皇女、学校でプールの掃除。コロナで夏のプール教室もとりやめになってたってコトですかね。
ただ。プールを掃除して、「ことしはプール教室つ‼️」と思ったら第7波。ソレでまたプール教室とりやめになってなきゃいいんですがね。お子は、夏に泳いでこそのお子なんですから。
■永田和宏選
人知らぬ竹橋騒動 刑死者の小さき墓碑は苔に覆わる
(さいたま市)石塚 義夫
★★★
選者の評。
「石塚さん、私も竹橋騒動(事件)の事は知らなかった。感謝」
う〜ん。永田和宏が知らなかったコトをアタシが知ってたてなあ、ちといいキブン。
竹橋騒動てなあ、明治11年にあった陸軍の反乱。二・二六事件と違って、参加者はみんな兵隊。約50人が死刑になってるが、事件の真相はいまだにハッキリしてねえ。
は? 「アンタ、なんでそういう事件のコト知ってんのよ?」ですって?
そら兄さん姐さん、アタシはこの竹橋騒動で大学の卒業論文書いたからね、40年近くたってもおぼえてんの。論文のデキは下の下だったけど。
■佐佐木幸綱選
戦争を知らない人と知る人がウクライナのこと詠みたる歌会
(土佐清水市)倉松こずえ
■高野公彦選
ウクライナを追われし人らの辛酸を思う浪江町避難中の吾は
(いわき市)守岡 和之
ウクライナの或(あ)る町の仮設住宅は列車です無期限と老人が言ふ
(京都市)森谷 弘志
無くならぬものは戦争、無くなってしまうはひとりひとりの命
(福島市)美原 凍子
★★★
アタシはこの話であんまり歌をやりたかねえんだが。
泥沼だ地獄だ違う暗黒だ喩えをよそに人が死んでく
こういいたくなんね。
ソレじゃ、今回はココまで。お退屈様でした。