きのうの「朝日新聞」15面。

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幕府・天下  もともとは
「政権」ではなく場所■京都含む「五畿内」のみ

 時代劇にもよく出てくる「幕府」と「天下」。前者は武士による政権を、後者は日本列島全体を示す言葉として使われることが多い。だが、いずれも江戸時代以前には、やや異なるニュアンスで使われていたらしいことがわかってきた。
(後略)(編集委員・宮代栄一)

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 たまには歴史ネタでもやるかね。記事を引くのがおもで、アタシのいいてえコトは、ほんの少しだけど。

 まず「幕府」。見出しでもいってるけど、こういうコトらしい。

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(前略)
 ここでいう「幕府」とは天皇家に代わって政治を行う「武家政権」を意味するが、こうした使われ方をするのは明治時代以降。それまでは将軍のいる場所や居館を指す言葉とされ、幕府を開くための必須の官職とされてきた「征夷大将軍」も、もともとは平安時代初めに蝦夷征討のために任じられた臨時の官職だったが、頼朝(井田注:源頼朝)の任命以後に武士のトップの意味となった。
(後略)

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 その通りといえばその通りなんだろうけど、「頼朝の任命以後に武士のトップの意味となった」には、「?」がつくかもね。

 なんでかって? 頼朝は1192年に征夷大将軍に任命されるんだけどね、その8年前の1184年に征夷大将軍に任命された武士がいるからさ。

 それは誰かって? この人だよ。

「木曽冠者源義仲」

 任命されてすぐ討死したんで、あまり知られてねえけど。こっちのほうを「武士のトップ」の始まりと考えてもいいのかもしれねえな。アタシゃ歴史学者じゃねえから、シロウト考えなトコはあるけど。

 ところで。宮代栄一さん、アンタ失礼なヒトだねえ。「天皇家」たあ何だ「天皇家」たあ? 昔はともかく、今のアサヒシンブンは「頑張れ天皇陛下つ‼️」だろ? ちゃんと「皇室」って書けよ。

 次。「天下」。こっちはこう。

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(前略)
 重要なのは「天下」の示す範囲が、現代と異なっていた可能性が高いことだ。16世紀における「天下」という言葉の使われ方を調べた神田千里・元東洋大学教授(中世史)は著書で「京都を含む五畿内(山城・大和・河内・摂津・和泉の5カ国)」を指すと指摘。信長(井田注:織田信長)の掲げた「天下布武」も「(室町幕府の)将軍足利義昭の威令が『天下』すなわち五畿内に行きわたる」ことで、武力による全国統一は意味していなかったとみる。
(後略)

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 今の区分けでいうと。京都府の3分の1くらい・奈良県・大阪府・兵庫県の4分の1くらいか。もっと大まかにいうと、近畿地方の3分の1くらい。あまり広くないな。

 まあ、アタシは世間に掃いて捨てるほどいる織田信長信者とは違って、信長がナワバリをドンドン広げたのはイキオイによるところ大だったと思ってるから、「ワシは近畿地方の3分の1を仕切るつ‼️」でもかまわねえけど。

 さてと。今の話とかかわりあるかどうかわからねえけど、織田信長って名前が出たからいっとくか。実はコレがいいたかったんだけどね。

 よく、「尊敬する歴史上の人物は織田信長」というヤツがいるけど、アタシはこういうヤツはバ○だと思ってる。とくに政治家でね。ついでにいうと、「坂本龍馬」と答えるヤツもバ○だと思ってる。

 なぜかって? カンタンだよ。

 織田信長も坂本龍馬も、当時の世の中をひっくり返そうとしたんだ。それを尊敬してるアンタは、いまの世の中をひっくり返したいのかい?

 ココでいう「いまの世の中をひっくり返したい」というのは、いまの日本国憲法のセイシンを生かした改革を、なんてモンじゃない。日本国憲法そのモンをゴッソリ変えちまうようなモンだ。そのコトは、織田信長や坂本龍馬がやろうとしたコトを見りゃわかる。

 だからな。

 歴史を知りもしねえのに、テメエ勝手な思い入れをしてHEROつくって喜ぶな。見てるとコッケイを通りこしてムナクソ悪くなる。

 そういうコトだ。

 さてと。説教みたいなコトばかりじゃ、わざわざ読みにきてくださった皆さんに申しわけないか。記事に出てくる「オススメ本」を挙げてシメにするよ。

・本郷和人「日本中世史の核心」(朝日文庫)
・神田千里「織田信長」(ちくま新書)
・金子拓「織田信長〈天下人〉の実像」(講談社現代新書)

 それじゃあ、またな。