うるせえ。

いや兄さんのコトじやねえよ。

きのうもきようも、カネがらみのお誘い電話がかかつてきて、電話のむこうの大年増(注:「30歳を過ぎたとおぼしい女性」というのを、江戸時代のいいかたにならつていつただけで、「年齢による女性差別」じやねえから、勘違えしねえように)が「こんなにおトク」をえんえんとやんのを聞かされたモンで、「いい加減にしてくんねえかな」てえ気分になつたてえこつた。

とくにきのうかかつてきた、どこたあいわねえが、「ち○○○○○う」てえ某地方銀行からの電話で疲れを感じさせられたね。カンタンにいやあ「ローンの借り換えしませんかあ〜?」なんだけどね。

は?  「そんな電話あ、サツサときつちまえばいいだろが」だつて?

兄さん、そこが貧乏人の哀しいトコでね。ついつい「うめえ話じやねえか」と思つて聞いちまうワケだ。

それで、つい「じや頼んまさ」とかアイソふりまいて電話をしめえにして、そのアト考える。

「さつきの話じやあ、カネ借りたときの利息あいまより高くなんじやねえの?  まあ手間はいくらか減つけどよ。つまり何か、アタシや長え目で見つと、テメエでやりやいいコトを、高え手間賃出して両替屋に肩代わりしてもらうてえコトか?  こりやトクしたコトになんのかね?」

まあアツチも商売だからねえ、タダでやつてくれるワケやねえが、話をするとき「少なくとも今より利息が低くはなりませんよ」といつてもらいたかつたね。

は?  「ソレいつたら、ローンの借り換えしようとするヤツがあまり出ねえだろ。それにな、借り換えするヤツてなあ、それで借り入れワク広げんのがネライなんだよ。少しばかり利息が高くなつたつて気にやしねえ」。

なるほど。いわれてみりやあ、その通りだ。兄さん、カネのコトにくわしいねえ。てえしたモンだ。

は?  「アンタが知らなさすぎんだよ」。違えねえ。一本とられたね。