きのうの「朝日新聞」8面。

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森永チョコフレーク来夏までに終了
スマホ操作しにくい/生産の千葉工場閉鎖

森永製菓は28日、チョコレート菓子「チョコフレーク」の生産を来年夏までに終了すると発表した。1967年に発売され、50余年にわたり親しまれてきた味が消える。同社によると、手がべとついてスマートフォンを操作しながら食べにくいため、人気が落ち込んでいた。この5年で売り上げが半減したという。

子会社でチョコフレークなどをつくる森永スナック食品(千葉県野田市)の工場を2019年12月、森永甲府フーズ(甲府市)の工場を20年3月に閉鎖する。国内の生産効率化の一環で、別の拠点に機能を集約する。

2社の正社員は計約120人で、希望者はグループの別の拠点で受け入れる。約50人の契約社員については、転職を支援するという。2工場の閉鎖で森永製菓グループの国内工場は7カ所になる。
(筒井竜平)

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あらま。

アタシゃとりたててお菓子好きてワケじゃねえし、「チョコフレーク」もこないだ食べたのがいつか覚えてねえほどご無沙汰なんだが、知り合いのお菓子好きの姐さんにこの話をしたら、「ひぇ〜」だった。「お好きなかたにゃあとんでもねえ」なんだね。

そりゃおいといて。「チョコフレーク」の商えを打ち切るワケが、「手がべとついてスマートフォンを操作しながら食べにくいため」てなぁ、「ああそうかい」で済まされる話じゃあねえよ。

考えてもみねえ。アタシらは、日ごろ手づかみでモノを食うコトがけっこう多いんだよ。和モノじゃお握りと巻き寿司、洋モノならサンドイッチとハンバーガーか。何より、スナック菓子てえのはみんな手づかみだ。

そして、手づかみでモノを食えば、手は多かれ少なかれべとつくモンだ。それを嫌がる億劫がるてなぁ、大げさに言やぁ「食の伝統的様式の否定」てコトだ。こりゃ大変なコトだよ。

  「だけどほとんどの食べ物は、箸やスプーンやフォークを使って食べてますけど」だって?

アンタ、そりゃ話が逆だよ。箸とかフォークてなぁ、手づかみを補うために出来たモンだ。「手づかみあっての箸やフォーク」であって、その逆じゃねえ。そこんトコを間違えねえでほしいね。

手づかみてなぁ、食べるという形のもとのモトなんだ。コイツぁ覚えておいたほうがいい。「治にいて乱を忘れず」って言うだろ。違うか。

まあね、こんなコトをエラそうに言ってっけど、アタシも「手づかみ道」をないがしろにするようになってきた。握り寿司を箸でばかり食うようになったし。

  「握り寿司って箸で食べるのが当たり前じゃないの?」だと?  ありゃあ手づかみで食ってもいいモンなんだよ。

それとね。こりゃ通じねえ相手にゃ「キタナイ」としか思われねえから万人向けじゃねえが、手づかみでモノを食べたあと、指を舐めてキレイにするてなぁ、「どう?」って誘うコトことにもなんだ。

まあ、相手がそれを承知の上で断るときにゃあ、「ちゃんと手を拭きなさいよ」っておしぼりなり何なりを出してくる。それ見て、「世話焼いてくれっからイケるか」と思うと大ケガすっから気をつけるこった。