休泊小学校校歌は名曲だ。

1.空を流れるあの雲に
大きく書こうわが理想
赤城を北に腕組んで
呼ぼうよ高く母校の名
おおその名は休泊小学校
2.賀茂の社の杉の木に
深く刻もう友情を
利根の川までとどくほど
呼ぼうよ高く母校の名
おおその名は休泊小学校
3.関東平野の青い麦
踏まれて伸びるわが希望
金山越えてどこまでも
呼ぼうよ高く母校の名
おおその名は休泊小学校
[名曲である理由] (主に歌詞について)
その①=取り換えがきかない
校歌の歌詞はよく無難な内容になることが多く、地名はちりばめられているものの校名さえ取り換えれば、近隣のほかの学校の校歌としても通用してしまうことも多い。しかし休泊小学校の校歌は、「関東平野」、「金山」で太田の学校ということになり、さらに「賀茂神社」となれば休泊小学校しかありえないことになる。
その②=絵画的な第1句の構成
1番が空と雲で背景を描き、2番が賀茂神社で近景、3番が関東平野で中遠景を描いている。
その③=山→川→山の順に中盤が展開する
1番の赤城と3番の金山の間に利根川が2番で出てくる。実際の地形では両山の南に利根川が位置するが、立体的な構成を考えるならこの歌の順がよい。
その④=縦と横の方向性が動的に交錯している
1番は空を横方向に流れる雲にむかって、赤城が縦方向に立ち上がる。
2番は杉がもつ縦の方向性と、利根川という横への方向性の組み合わせ。
3番は平野という横に広がるものの上に、麦が縦方向に伸びる。
その⑤=暖色と寒色
地名で「赤」城、「金」山と暖色系が出てくるのに対応して、寒色系の「青い」麦を入れることで落ち着いた配色構成を取り戻している。
その⑥=押韻がある
1行目1番「に」、2番「に」、3番「ぎ」→「イ」で押韻
2行目1番「そう」、2番「を」、3番「そう」→「オウ(ウォ)」で押韻
その⑦=メロディについては知識がないので語れないが、シンコペーションがリズムに乗りやすく、歌いやすいのかな?