村ではドングリが熟して落ち始めた。例年より少し早め。
ドングリはブナ科の種子のことだが、ブナ科の木として村にはコナラ、ミズナラ、クリ、ブナ、イヌブナが生えているはず。
“はず”というのは山林中に生えているブナの木をまだ村内で見たことがないからだ。
村の人が山の中で見つけて庭に移植したものを見たことがあるので、確かにどこかにはあるのだろう。
拡大造林でずいぶん減ってしまったようだが、紅葉の美しさや水源涵養の面からいってもまた増えてもらいたい木だ。
イヌブナのほうは相木川を源流近くまで遡り、御座山の支尾根に登って行って特有の株立ち樹形を見つけた。
ミズナラとコナラは標高1000~1100mくらいを境にして、高いほうにミズナラ、低いほうにコナラが見られる。託林に使うのはミズナラなので、毎年ミズナラのドングリを拾い集める。
炭を焼くのはミズナラ、薪にするのはコナラがいいそうだ。
クリの実は単にクリといってわざわざドングリということはないけれど、ナラ類より実が落ちるのが少し早い。ちょうど運動会に合わせるかのようにイガグリがたくさん落果する。
山と付き合うようになって毎年のドングリの稔り具合が気になるようになった。