「好きになった人に、たまたま奥様がいただけです。」
何を言っているんだコイツは...私の夫との不倫関係がバレ、詰めたあげく、私に対して放った言葉。
なぜか、不倫をするヤツは"たまたま"という言葉をよく使う。
「私は"たまたま"存在した人間...だそうです。」
友人たちにそう話すと、馬鹿ウケしてくれた。
「そう言えば、私の夫が浮気してたときも"たまたま"って言われたわ。"たまたま"趣味が同じだった。あと、"たまたま"ジムが同じも。あと、"たまたま"聴く音楽が同じもかな?」友人は思い出しながら話して、笑っていた。
「本当に"たまたま"なのかしら?妻がいることは"たまたま"でも、音楽や趣味は、後付けじゃない?独身中の恋愛でも、同じとか、偶然とかって響くじゃん。」
「あとさ、不倫するヤツは"相談にのってもらってただけ"とか、"相談してたたけ"ってよく使うよね?"同性にしないんだ相談"って思っちゃうよね?その時点で、下心同士プンプンよね?」
「独身中の恋愛は、"同じ"も"偶然"も、恋愛を盛り上げてくれる材料になるけどさ、"たまたま"妻がいた時点で、恋愛対象はこの人じゃないと思わないのかしら?」
「妻の存在が消えるくらいの"同じ"と"偶然"を作り続けるわよ、きっと。」
「あなたも私も消された人間ね。」
「そうよ、不倫相手からしたら、邪魔者だもの。」
「不倫相手は自己中なんだよね?」
「自分軸で地球が回っているんだもん。てか、回してる?」
「消された私たちの言葉なんて届かないわ。」
「地球軸の中心には到底届かないね。」
怒りの不倫発覚報告会は、笑い話しで幕を閉じた。