長男はとくに変わりなくおだやかに過ごしています。

今週から通信制高校3年生の後期がはじまります。

 

夏休みがとても長くて2ヶ月ぶりなのでちょっと緊張。

後期はスクーリングの際に、ひとりで学校へ行くことが目標!

(前期はなんだかんだで、結局全授業、妻がつきそいをしました。)

学校よりも遠いところまで電車に乗ったりすることはひとりでもできたので、あとは自信の問題なのかと思います。

学校は乗り換え無しのバス1本で行けるところです。

以前、長男が脳腫瘍になって以後、

生き方や仕事に対する考え方が変わってきたお話を書きましたが、

 

 

 


私の、仕事に対するモチベーションを下げている要因がなんだかわかってきた気がします。

私は小さなデザイン制作の会社を一人でやってます。

独立起業して13年になりました。

 

これまで、多少、制作単価が低くても、一人でやってる会社なので、

 

できるだけ仕事は断らずに、

クライアントのわがままにもできるだけ応えて仕事をしてきたのですが、

「お気楽な人たちの、採算の合わない要望には応える必要ない」

という気持ちになってきました。

「お気楽な人たち」というのは、言い方が良くないのですが、

子どもが普通に健康に育って成人して結婚して〜という普通の人生を歩んでいる、

我々以外のその他大勢の人たち。

(我々=小児癌など、難病の子を持つ家庭。)

うちは、長男 悪性脳腫瘍、三男 医療的ケア児なので、

採算の合わないような無駄なことにかかずらっている時間もお金も余裕も気持ちも、もう無いということ。

(ちなみに三男は順調に治ってきており、5年かかりましたが、小児慢性、卒業かもです。)

もちろん、我が家よりも、もっともっと過酷な境遇とたたかっておられるご家庭はたくさんいるのも知ってます。

 

我が家ていどのことで、ひがんでちゃいけないとも思います。

ただ、デザイン制作の仕事をしていると、先方の考えひとつで、どんでん返しをくらったり、

必死に毎晩徹夜して働いても、収益に結びつかないことが多いです。

徹夜徹夜に見合った収益を得られるなら話は別なのですが、、

「ここのデザインをもうちょっとこうしたい」とか、そのときの気分で、ころころ変わって何度も言われても、

そんなの、どーでもいいじゃん、たいした問題じゃない。デザインなんて良かろうが悪かろうが、人生に関わるような問題じゃないし。

と思うようになってます。

まあ、だいたいのところ、仕事だけじゃなく、生活全般においても、

子どもが脳腫瘍で(一時とはいえ)余命宣告された衝撃に比べたら、ほとんどのことはまったくもって取るに足らない問題です。

そんな気持ちで、最近、どんどんお仕事を断っています。

(当然、収入は減るので、いつまで保つかな^^;)

断るときは、「子どもがそういう状況なので、採算性の合わない仕事にはこれ以上つきあえません。」と

 

はっきりと言っちゃってます。


言われたほうは、ぐうの音も出ないです。

でもそれでいいとおもいます。

仕事を断って、土日は休み、

 

昨日も、上と下の兄弟が難病で、ずっとほったらかし気味の次男くんと一緒に遠くまで行って釣りをしてきました^^