2022年7月2日。

 

今日は、退院後1年経過したことから時期的に頃合いだろうということで、

 

J大病院にて高次脳機能障害、知能や、神経心理学的な検査を受けてきました。

 

本来は、脳腫瘍の治療開始前にも行うべき検査とのことでしたが、

 

うちの長男の場合は、抗がん剤・放射線が効かず腫瘍増大して緊急開頭摘出手術でしたので、

 

知能関係の検査をするタイミングはありませんでした。それは仕方ありません。

 

今日は、いつもの主治医の先生ではなく、神経心理学や知能の専門の先生でした。

 

行った検査は、よく聞くWAISという検査ではなく、

 

下記の6種類でした。

 

・MMSE-J(認知機能)

 

・Trail Making Test(遂行機能検査)

 

・Ray-AVLT(聴覚─言語性記憶検査)

 

・Ray-ROCFT(視空間認知再構成機能検査)

 

・Verbal Fluency Test(言語流暢性検査)

 

・Stroop Test(前頭葉機能検査)

 

専門的なことは私はよくわかりませんが、

 

WAISよりも、脳の機能・部位ごとに細分化したようなテストであるとのことでした。

 

内容的には、普段、訪問看護で言語聴覚士さんから受けているリハビリで行っているような、

 

数字の復唱だったり、パズル的な内容だったそうですが、

 

たくさんの問題をといて、めちゃくちゃ疲れたそうです。

 

結果は来月、聞きに行きます。

 

知能面では、日常生活的にはあまり困っておらず、通信性高校の課題レポートなどもちゃんとできているのですが、

 

「予定された行動が変わる」と、突然パニックに陥ってしまうことが退院後、何度かありました。

 

パニックといっても、

 

暴れるとかではないのですが、「次に何をすればいいかわからなくなる」

 

「変更になった予定を上書きできない」ことがあるという感じで、

 

いずれも一時的です。

 

そのことも相談してきたところ、パニックに陥ったときに、

 

数分間動きが固まってしまうことや、

 

パニック時に、急にいろいろなことが一時的にわからなくなってしまうことがあることから、

 

それはもしかすると、「てんかん」発作の可能性もあるかもしれないとのことで、

 

今度、脳波検査について、相談してみてはどうかとのことでした。

 

これも次回、J大学病院で主治医の先生にお会いしたときに相談してみようと思います。

 

てんかんというと、意識を失って倒れてしまったり、けいれんを起こすような症状をイメージしていたので、

 

そういうてんかん症状もあることは初めて知りました。

 

てんかんの検査は、もし行う場合は数日程度?入院での検査になるそうです。

 

長男の場合は、現状で意識の消失や、けいれんなど、

 

特に緊急性を要するような症状があるわけではないので、

 

ねんのためといったところでしょうか。

 

たぶん、脳波検査は、点滴とか尿道カテーテルとかみたいな、

 

痛いことはされないはずと思うので、

 

もし脳波検査を行うことで入院になっても、気楽にやってこい!

 

と長男には言っておきました。

 

今年19歳になるので、小児慢性特定疾病受給者証が失効する20歳までに、

 

やっておいたほうが良さそうなことはなんでもやっておこうと思います。