公募展へ出展する作品の制作に乗り出そうと画材を買い揃えました。
もともと予定していた絵のモチーフがあったのですが真っ白な画面を前に、頭の中も真っ白になってゆき言葉通り白紙に戻りました。
不思議と残念な気持ちはなく、今描くべきものが僕には直感でわかっているんだなと感心してしまいました
今描くべきもの、それは何とも無い風景であり、
具体的に言えばこの前の旅行先の松島湾の牡蠣の養殖場がやけに僕を引きつけています。
まだわかりませんがこののどかな松島湾のはるか昔から続く牡蠣の養殖場を通して日本三景の本当の美しさは人間がここで営んできた歴史の上に成り立って初めて日本三景になるのだということを僕は絵に込めたいと強く思っています。
湾に連なる小島の景観が美しいのでは無く、そこに人がいて命を育んできた事がその湾の魅力であり、そこを訪れて人々が思いに耽ってきた事が日本三景であると僕は思っていますから
画家としてそれを描かずして松島湾として描いてもそれは名ばかりの日本三景の風景画にしかならず紹介写真のような表面的なものしか描き出せないと思いました。
松島湾を描くことは今の僕にとってはそこに息づく人々の営みを描く事だと思います。
よろしくお願いします。
今日の一枚です
No.55 「青い踊り場」
差し込む光が青い壁を生き物に変え
手すりのオレンジが空間を賑やかにして
二つの植木鉢から生命が溢れ出した。
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