澄みわたる秋空に、いくつかの雲が泳いでいました。
ほんの1ヶ月前は真夏日で、半袖でも少し汗ばむような暑かった日々だったことが遠い昔だったかのように感じる、穏やかで、少し肌寒い日でした。
結婚式当日の朝食は控え目に、パンとコーヒーにしました。
到着したらブライダルブランチが頂けるとのことだったので、十和さんが少食のため、きっちりと食べてしまうと楽しめなくなりそうだという理由でそうしました。
午前9時、荷物を持って、いよいよ出発です。
荷物と言っても、前日にウェルカムスペースで使う小道具とか両親への贈り物など、ほとんどの荷物は運んでいたので、当日の荷物としては、ウィダーinゼリーやウコンの力などの補給用のものやお車代などの現金に、財布とかの手荷物だけでした。
車で15分ほど。
式場は家からかなり近い場所でした。
私はそんなに緊張できるほど、その日に結婚式を挙げるという実感もなく、車の中では天気が良くて良かったことや、やっと二人で結婚指輪ができるね~という話を十和さんに語りかけていました。
ただ、十和さんは前日、そこまで熟睡はできなかったようなのです。
そこはさすがに新婦の方がプレッシャーが大きかったと思います。
式場入り予定が10時だったのですが、到着したのはそれよりも30分以上前でした。
集合場所となるメイクや着替えをするための控え室の階で降りたところ、たまたま、私たちを担当してくれているプランナーさんが廊下を歩いていたので、すぐに案内してもらえました。
控え室に入り、いよいよ準備開始です。
控え室はホテルのシングルルームと同じ広さの部屋に鏡台とソファーが置かれているだけの部屋でした。
壁には十和さんが着る予定の白無垢が掛けられていて、床には着物を着るための敷物が敷かれていました。
シェフさんがブライダルブランチを運んできてくれました。
シャンパンで乾杯して結婚式の準備の開始です。
十和さんはシャンパンとケーキを少し頂いたらすぐにヘアセットに入りました。
ヘアセットしてもらうのは前撮りでも担当していただいた方だったので、話が早かったです。
というか、前撮りがヘアリハーサルも兼ねていたので当然と言えば当然ですが。
メイクをしてくる必要はなかったのですが、十和さんは日焼け防止とか、身だしなみだからという理由で軽くメイクをしてきていました。
ということで、メイクを落とすところから準備が始まりました。
一方の私も同じ部屋で着替え開始です。
ステテコとか下着類を着たあとは、担当の人がチャッチャッと慣れた手付きで着付けしてくれ、あっという間に終わりました。
そのあと、軽いメイクとヘアセットをしてもらいましたが、めちゃくちゃすぐに終わりました。
紋付き袴は体型も隠せるし、立派に見えるのでいいですね
十和さんはまだヘアセットの途中でした。
大きなカーラーがたくさん頭に巻かれていました
私は手持ちぶさただったので、十和さんが準備される様子を見ながら写真を撮ったり、スマホでその日の天気がどうなるかとかを調べたりしていました。
白無垢の着付けが順調に進む中、ヘアセットとメイクを終えたお義母さんが控え室に来られました。
「はぁ~、馬子にも衣装やねぇ」と言葉にして感心しながら、新婦として出来上がっていく様子を眺めつつスマホで写真をバンバン撮っていらっしゃいました。
白無垢の着付けが終わるころには私の母も準備を終えて控え室に来ていました。
母は私の紋付き袴の家紋を見て凄く喜んでくれていました。
まぁ、当然と言えば当然なのですが、実家の家紋をオプションで選んでいたので、その甲斐あったなぁという感じです。
白無垢を着た十和さんは…布団を背負っているような感じになっていました(笑)
白無垢は重さもあってめちゃくちゃ大変そうでしたが、とても綺麗で素敵な姿に惚れ直しました。
最高の奥さんだなぁと我が妻ながら見とれてしまいました。
準備の話が長くなってしまったので続きます。
