と、子どもはよく問う。
大体はひねくれてる子ども。
でも、殺人以外でも世の中は禁止事項であふれている。
なぜ「人を殺してはいけないのか」だけを決まって質問してくるのか。
それならば、
「なぜ人を殴ってはいけないのか」
「どうして他人の家に勝手に入ってはいけないのか」
なども質問すべきではないか。
殺人よりも、もっと理由のわからないルールがたくさんある。
単に『人を殺す』という過激なテーマを持ち出して質問してくる子どもは、
大人を困らせようとしているだけではないのか。
確かに命は取り返しがつかないが、取り返しのつかないものなら他にもたくさんある。
たとえば、世の中に1つしかない漫画本とか。
「どうして、超レアな漫画本を燃やしてはいけないのか」
という質問もすべきなのだ。
で、
「なぜ人を殺してはいけないのか」
それは、
殺人を許したら、国家が困るから。
たとえば自分は明日誰かに殺されるかもしれないとなれば、人間は経済活動に従事できなくなる。
そもそも、所有権を保護しなくては経済は成り立たない。
自分で買ったものを自分のものと保障されないなら誰もお金を使わない。
そもそも、お金も自分のものと言えなくなる。
そして、『命』は自分の所有物で最も重要なもの。
ならば、まず命を保護しなくては、
少なくとも保護するふりをしなければ、経済活動は止まってしまう。
だから国家はさまざまな禁止事項を作る。
その一つが殺人禁止のルールである。
戦争と死刑が許されるのも、国家の都合で行われるものだから。
国家が問題なしと認めたものだけ許される。
そこに倫理は関係ない。
と言った人が出てきました。
今日読み終わった小説の中に。
「なるほどねー」と思ってしまったので引用w
原発の問題も、結局政府が良いと言ってきたから、
みんな危険だとわかりつつも容認してきたんじゃないかなぁと…
ちなみに作品は
伊坂幸太郎の『マリアビートル』
文学好きのA型人間・蜜柑と、トーマス大好きB型人間・檸檬、
頭がよくて狡猾で大人を馬鹿にする中学生・王子、
息子想いの元アル中・木村、
超不運な天道虫
などが出てきます。
ほとんど殺し屋。
王子くんがくそむかつくけど、最後はかなり爽快に終わりました笑
相変わらず巧妙な伏線と、
ニヤッとしてしまう台詞と、ハッとさせられる台詞と、
何か好きな感じの人物たちと、ちょっと泣ける感じとが
良かったです。
個人的に檸檬の
「(生まれ変わった)復活後は、檸檬Zだ」
という台詞が笑いのツボでした。
相変わらず自分のツボは変なわけで・・・
一応『グラスホッパー』の続きっぽい感じですけど、
『グラスホッパー』という作品はあんまおもしろくなくて好きじゃないので覚えてなかった・・・
覚えてた方が楽しめたと思います(´Д`;)
けっこう長い話ですが、気になる方はぜひ。
あ、うちが考える、人を殺してはいけない理由は
いつでも、どこでも、誰にでも、どんな方法でも、
自分や自分の大切な人が殺される危険性がある
そんな社会は嫌だから。
です。
しかしこれ、
池田小の犯人とかには
通じなさそうやから困るんですよね・・・
「誰の命だって軽い」と平気で言う中学生に、
その『誰』の中に、自分の大切な人を入れていないということを
反倫理的な方法でわからせたのが『告白』という作品だったりしますね。
映画も小説も良いのでぜひ。
映画のほうはR-15でテレビではやらないから、ぜひレンタルして下さいなw
長々と読んでくれた人、
ありがとうございます!!