あの夏、風の街に消えた/香納 諒一
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【あらすじ】



その夏、バブル絶頂期の新宿。僕は事件に遭遇し、人生を決めた。
バブル絶頂期の新宿。

行方をくらました父と、祖父の死をめぐる地上げ、中国の民主化運動が複雑に交錯し、夏の終わりと共に事件が解決したとき、僕は進むべき道を見つけていた。

青春を想いを印象深く描く長編小説。



【感想】


出だしはいい感じ。京都に住む主人公のところに男が現れ、事件がはじまる。

その二人を軸にして、物語は様々な人を巻き込んで展開していく。

ただ、文章量がかなり多い気がして、作者が主観的になりすぎている部分が多々見えた。

中国人、新宿、ヤクザ、水商売、もういかにもなワードが点在しすぎて……笑

それらを凌ぐほど面白くもエンターテイメント性もないときた。最後の結末に余韻は残らないのは致命的だったかも。