希望の国のエクソダス/村上 龍
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【あらすじ】

2002年、失業率は7%を超え、

円が150円まで下落した日本経済を背景に、

パキスタンで地雷処理に従事する16歳の少年「ナマムギ」の存在を引き金にして、

日本の中学生80万人がいっせいに不登校を始める。

彼らのネットワーク「ASUNARO」は、ベルギーのニュース配信会社と組んで巨額の資金を手にし、

国際金融資本と闘い、やがて北海道で地域通貨を発行するまでに成長していく。

【感想】

昔のむちゃくちゃな村上龍とは思えないとっても真面目?な作品。ただ。だらだらと続く経済論お政治論にはいい加減うんざりした。読むのに時間をかけすぎた。それほど手が進まない作品。中学生の言動も現実じゃありえないだろって感じ。もっとストーリーを重視に、エンターテイメント性を盛り込めば、きっと映像化もしていたかも。それだけ今の世の中を問いかけるには十分な作品だったと思う。ただ、再読はしないな。