真夜中のサクラ/小林ゆり
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あらすじ


太った身体に暗い性格。

友だちもいない、恋をしたこともない。

27歳のOLタチバナサクラがそんな自分に別れを告げるべく飛びこんだドラァグクイーンの世界とは…。

第19回太宰治賞受賞作(「たゆたふ蝋燭」改題)


感想


自分の劣等感を昇華させるとても勇気がでる一冊。

出てくる人物たちが全員魅力的に仕上がっていて、性や流行といった型にとらわれない人たちが、懸命に自分の居場所を見つけるところには感動するものがあった。

それと、この小説はとても表現がうまい。

読み手を飽きさせないところがよかった。