「ロングテール」と言う概念を定着させたクリス・アンダーソン
今回、彼が提案する概念はフリーミアム。
「フリーミアム(Freemium)」は、
「フリー(Free)」と
「プレミアム(Premium)」を合わせたもの。
発売2週間前、先着1万人に全編がPDFで無料公開されると発表されると、
わずか48時間で達成。
気がついたときは終わっていました。
まあ、PCで本を読むのに慣れていないので、
無料でダウンロードしても
多分、本を買う事になるんだろうけどね。
今までも、フリー(無料)で試供品を配布して
顧客を獲得すると言う戦略は当たり前でした。
でも、それは販売数量の5%を試供品で無料配布して
95%の有料商品を販売すると言う戦略。
アンダーソンが提唱しているフリーミアムは
95%を無料にして、5%の有料で稼ぐ戦略。
それが可能なのは、
1) デジタルであれば大量に複製して配布する際のコストがほぼゼロ
2) そのため無料版を配布して最大可能数の潜在的顧客にリーチできる。
3)そのなかの数%の顧客が有料版に移行すれば、
分母が大きいためにビジネスが成り立つ!
ネット時代ならではのビジネスモデルが形成されつつあります。
化粧品のサンプル配布等では原価がかかるのと
配布数量に限界があるので、
実店舗を持った商品展開では無理かと思われていました。
しかし、
この考え方を活用した販促手法を取り出している企業があります。
(これがフリーミアムになるかどうかはわからいけど)
マクドナルドの無料コーヒー。
これが実行できるのは
1)原価が安い(もしくは、メーカー協賛でタダ?)
2)店舗数が多い
3)話題性が高く、取材が入る
その結果
4)競合店から客を奪う
5)マクドナルド全体の商品が安いと錯覚する
6)ただでもらったので、店内に入ってしまう
アンダーソンは
「0円」が「最安値」ではなく、
「積極的に行使すべき価格」と位置づけ、
Free(無料)からFree(自由)
という新たな価値に導くための「無料ルール」を提唱しています。