告発倒産、偽装報告の高任和夫さんの「エンデの島」
伊豆諸島の架空の島、奥ノ霧島を舞台にした経済小説。
モモの作家ミヒャエル・エンデの考えをもとに
地域通貨、善意のボランティアによる理想の社会を作ろうとしている物語。
シニアだけでなく、
競争に疲れたお父さん、
理想を語れなくなった若者があこがれて住みたくなる理想社会。
決して夢物語ではなく、
「こんな社会を作れたらいいなー。」と考えさせられるのは
高任さんの手腕。
この中で村田院長の言葉が印象に残る。
「この国で一年間に何人死んでいるか知っていますか?
2010年は130万人。
80年代の2倍。
少子高齢化ではなく、大量死の時代です。
かつては、65歳以上の死者は3割だったのが
今では9割。
その内、8割が病院で死ぬ。
4割が半年以上の寝たきり。
5人に一人が2年以上の寝たきりになる。
だからこの島は
道路や建物にお金を使わずに
医療や福祉にお金を使う仕組みを作り出そうとしている。」
みんな、心の中では漠然と不安を抱えている。
補正予算の使い方も
その場限りの人気取りではなく
100年とは言わないが、10年後のことも考えた
論争を行わないとね。