EPISODE
片言の日本語でプロポーズの思い出
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プロポーズの思い出
私にとっては世界で一つだけの大切な思い出です
プロポーズされる前は
友達や先輩の体験談を聞きながら
プロポーズされたらどんな気持ちだろう
どんな風にプロポーズされるのかな
とりあえずシチュエーションはお任せでいいや
膝まづいてくれて、高い指輪があればそれでいい
笑顔 & 澄まし顔で ' YES ' って Cool に答えてやろう
とか自由気ままに思いを巡らせてましたが…
実際にプロポーズされた時は
Cool の Cの字もないくらい
涙が止まらまくて号泣してしまいました
私たちが初めてデートをしたレストランで
2人でアフタヌーンティーをしている時に
プロポーズしてくれたのですが
アフタヌーンティーの最中に
トイレに行って戻ってくると
彼がわたしの椅子を引いて
立って待っていてくれました
その時は全く予想だにしていなくて
「あれ?一体何をしてるんだろう」くらいにしか思いませんでした
' Kyo mo kirei da ne '
「今日もキレイだね」と片言の日本語で言いながら
わたしが椅子に座るのを待つと
彼が自分の席に戻って
ポケットから何かを取り出して
手に何かを握ったまま
また立ち上がりました
この時点でもまったく気づかず
「ん・・・?」くらいにしか思わない自分の鈍感さ
(;´▽`A``
彼がわたしの前に立ちはだかりながら
でもなぜかすごく緊張している様子で
わたしをじっと見つめながら
顔が赤くなって目がウルウルしてきてて
彼は何かを言おうとしている様子なのですが
何をしたいのかさっぱり分からず…
その時
' Ke....Ke.....KeKo.....
と聞いたとたん
やっと「あ…!」と気づくことができました
' Ke.......Kekkon.. shite...ku da sai '
「結婚してください」と彼が片言の日本語で言い終えると
ホッと一息ついた表情で
ゆっくりと膝まづいて
指輪のケースを差し出してくれました
指輪のケースを持った彼の手はまだ震えていました
わたしは震えている彼の手を握りながら
' YES ! Hai ! ... YES !! '
と答えました
慣れない日本語で緊張のなか震えながら一生懸命プロポーズしてくれる彼を見ていたら
感激と愛情が入り混じったなんともいえない気持ちになってしまって
胸がいっぱいになってしまいました
わたし自身ここまでくるための道のりは簡単なものではありませんでした
彼と出会うまでは恋愛では失敗つづきでした
好きな人に好かれたいがために色々と努力して、何度もフラれて傷ついて、もうだめかと何度も思って、また立ち上がって、、、
やっと今、真のパートナーから真摯にプロポーズされる自分になれた
ここまで成長できたんだなと思うと
自然と涙が溢れてきて
その後も彼と自分自身への両方に対する感謝と感動とで涙が止まりませんでした
ちなみに、隣のテーブルにいた中国人?のKidが
終始ニヤニヤしながら私たちを見ていたのも大切な思い出です
今でも思い出すたびに
嬉しさとともに
肩の力が抜けるような
ホッとした気持ちになることができます
このプロポーズのエピソードは
わたし達夫婦にとっては本当に大切な思い出です
一生の宝物です
この思い出はいつまでも忘れずに大切にして
時々思い出しては
この時の嬉しさと感謝が必要な時に楽しみたいと思います
思い出すきっかけのためにも
クラフトグッズにしておこうと思いました
今回はCross stitchを使って
プロポーズのストーリーを
身近なグッズにしていきたいと思います