連休明けは、いつもより早めに出勤。
いつも
私の匂いを嗅ぎつけて
甘えた声で鳴いて
ワンちゃん2匹が来る・・・はずが
「あれ?今日は近づいても来ない。どうした?」
餌を作っている間も催促の声がしない。
怪しい。おかしい。
不思議に思って車庫の方へ見に行くと
2匹の間に
硬く冷たくなった、黒い子猫が横たわっていた。
「あ~。やっちまったのか・・・。」
以前にも、雨の日に迷い込んだ子猫を
倉庫の隅に追い込んで怪我をさせたことがあった。
侵入防止のため、目の細かい金網を張って
対策していたのだが・・・。
2匹は私に自慢げな顔を見せている。
狩りは、彼らの本脳だ。
叱るわけにいかない。
もともと、祖母の家で飼われていた2匹は
毎日ねずみ狩りをして誉められてきたのだった。
厚みのある上等なタオルで
小さな亡骸を、そっとくるんであげた。
線香を焚き、いつもの呪文を唱える。
「寒さ、痛さ、恐怖、孤独、恨み、辛み、
熱さ、寂しさ、しびれ、不安・・。
あなたの感じた負の感覚が、全て浄化されますように。
カタルシス。
そして、あなたの求める
ベストな感覚に満たされ続きますように。
カタルシス。」
【名もなき子猫へ】
自然界の中で、生きるか死ぬかは紙一重。
なぜここに入りこんできてしまったのか?
雨に追われたからなのか?
何かに導かれたのか?
君の死に場所はなぜここだったのか?
このような最後を迎えるために
生まれてきたわけでは、ないはずだ。
失った命。 奪われた命。
雨に濡れた君の体は予想以上に重くて。
より一層、自分の無力さを味わう朝だった。
「君が存在したことを忘れない。」
それが、名もなき子猫へ手向ける思いだ。
カタルシス。

全身、黒色。
月齢4カ月~ぐらいか。
男の子。オス。