11月28日、情報収集衛星という名の偵察衛星が打ち上げられました。
名前は「光学3号」。

報道によれば、地上にある60センチ大の物体まで識別可能とのことです。

ある軍事評論家(?)は、
「解像度が数十cm(単位)といいますから、地上にある乗用車が3ナンバーの大型なのか、5ナンバーの普通車なのか見分けられるといったところでしょうかね」
と、明らかに間違った解説をしていますが、ほっときましょう。


軍事用ではない民間の主要な観測衛星のうち、解像度(分解能)が1m未満を並べると、

 08/09/06打上、GeoEye-1(米国)、41cm
 09/10/08打上、WorldView-2(米国)、46cm
 07/09/18打上、WorldView-1(米国)、50cm
 09/11/28打上、光学3号(日本)、60cm
 01/10/18打上、QuickBird(米国)、61cm
 99/09/24打上、IKONOS(米国)、82cm

こんな感じでした。

米国の衛星設計会社は、軍事用の偵察衛星で養った5年落ち程度の技術を民間用に利用しているのか、最近では50cm未満まで分解能が高まっています。

米国の軍事衛星は、一説に因れば30cm級もあるそうなので、実際には20cmに達しているのかもしれません。



2014年度に打ち上げ予定の日本の情報収集衛星「光学5号機」では40cm級を目指すようですが、米国の民間衛星は既にそのレベルでの画像提供サービスを行っていますね~。

米国偵察衛星
 ↓5年以上落ちの技術
米国民間衛星
 ↓5年以上落ちの技術
日本偵察衛星


米国偵察衛星と日本偵察衛星には技術的に10年以上の隔たり(深い深い溝)があるようです(ただし未確認w)。