14階は止まることなく無事に通過しました。

エレベータは13階に到着しました。

一刻も早く2階でエレベータを降り、この状況から逃げ出したいという思いから、扉が開きかけている時から閉ボタンのすぐ上に右手人差し指を据え、扉が開ききるのをもどかしく待ちました。

念のため、開ききった扉の向こうの空間に13階で偶然乗り込んでくる人がいないかどうかを確かめ、そこに誰もいないことを確認した後に準備しておいた右手人差し指ですかさず閉ボタンを押しました。

しかし、扉は閉まりません。


あたかも誰かがエレベータから降りていて、その動きにエレベータの扉の安全センサーが反応して扉が閉まらないかのようです。


一拍後、もう一度閉ボタンを押すと、何事もなくエレベータの扉は閉まり、1階下の12階を目指して下降しました。


つづく