こんにちは 愛 Con Labの曽我部です。
今日は久々の現場訪問の日でした。
公共事業の元請会社の方なら
ご存じだと思いますが
「施工プロセスのチェックリスト」を基に
現場の書類チェックをしておりました。
クライアントの若い技術者に
あの書類はどうなっていますかとか
いろいろ質問するのですが、
返事が曖昧なんです。
まだ、何をどうしたらよいか
理解できていない様子でした。
元請の現場代理人や監理技術者は
本当に忙しいんです。
だから、若い技術者へ
「とりあえず、これやっておいて」
と指示するだけで
何のためにするのか
指導できていないことが多いんです。
本当はちゃんと指導してほしんですが。。。
そのおかげで、
私のようなコンサルタント業務の人間が
活躍できるんでしょうが。。。
(※写真はイメージです/写真AC)
最近は書類の簡素化が言われており
提出する書類が減ってきています。
しかし、あくまで提出しないだけで
提示を求められた時に、
その書類がないと困ります。
そのために、書類整理をするのです。
では、どのようにするのがいいのか。
ちゃんと整理していくこと
これが、施工管理なんです。
管理していく
管理という言葉の意味ですが
① ある規準などから外れないよう、全体を統制すること
② 事が円滑に運ぶよう、事務を処理し、設備などを保存維持していくこと
③ 法律上、財産や施設などの現状を維持し、また、その目的にそった範囲内で利用・改良などをはかること。
となります。
ここでいう管理とは
①、②に該当します。
では、「管理」とはどのようにするのか?
例えば、Aという書類を作成するのに
①~⑩の添付資料が必要だとします。
しかし、発注者に提出するのは
①~⑤の添付資料でよいとされています。
残りの⑥~⑩の添付資料はどうするのか。
これもちゃんと記録として
残しておく必要があります。
提示を求められたとき、
その書類がどこにあるか
わかっていいないといけませんよね。
大型現場になると、工期も長くなり
施工体制台帳(再下請通知書を含む)は
10業者以上になることがほとんどです。
提出機会も5回以上には
なるんではないでしょうか?
そうすると、書類が煩雑になります。
ちゃんと整理していくために
【STEP1】
各業者の書類がちゃんとあるかどうか
また、その書類が適正か(年月日など)
チェックリストを使って日々確認する。
【STEP2】
①~⑩までの添付資料が
いつ揃ったかなど記録を残す。
【STEP3】
Aという書類を作成し
資料①~⑤を添付し発注者へ提出
【STEP4】
資料⑤~⑩も記録として残す
以上のSTEPを踏むことで
いつ、誰に提示を求めれれても
ぱっと答えられる状態になる。
このSTEPはあくまで例のひとつなんですが
いずれにしても、ここまでやって
「管理」になると思っています。
また、発注者から求められている
『施工管理』 とは
上記のことを継続して行う
いうことだと思います。
現場が終わってから
書類を整理していくと
抜け落ちた書類や写真の撮り忘れが
ひとつやふたつは出てきます。
そのとき慌てふためかないように
日々の『管理』を疎かにしないように。
以前の私はダメダメ状態だったので
知っている人は
反面教師にしていたければと思います(笑)
チェックリストなどを活用し
日々の施工管理を行い
無事故・無災害で竣工を迎えられるよう
頑張ってもらいたいです。
みさなんの何かの気づきになれば幸いです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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