こんにちは 愛 Con Labの曽我部です。

 

昨日2月11日で、

ブログを1か月連続投稿していたことを

完全に忘れていました(笑)

(オリンピックのせいかもしれませんが)

 

なんだかんだで

習慣化されているんだなあ

と実感しました。

 

引き続き継続していきます。

 

(※写真はイメージです/写真AC)

 

今日は久々に建設業関連の話題を少々。

(といっても、全産業に共通する話題です)

 

一般に65歳以上の人口が

7%に達した社会を「高齢化社会」

14%超で「高齢社会」

21%超で「超高齢社会」といわれます。

 

日本は2010年には

超高齢社会になっており

2018年の高齢率は28.1%です。

 

現在も上昇し続けています。

 

 

一般に高齢になると、体が衰えます。

 

一番は筋力の衰えです。

 

特に、「老化は脚から」と言われ

脚部の筋肉が衰えることで

転倒災害のリスクが高くなります。

 

視機能も衰えます。

 

老眼により近くの小さな文字が見えにくくなったり

視野が狭くなも狭くなります。

 

また、明るいところから暗い所へ移動したときの暗順応は

暗いところから明るいところ移動したときの明順応に比べて

圧倒的に劣ります。

 

夜や朝方に散歩している高齢者は

こちらに気づいていない可能性があります。

 

聴覚も鈍り、

高音が聞こえづらくなります。

 

こういったことが重なり、判断力、記憶力も衰えます。

 

高齢になればなるほど

今まで普通にできていたことができなくなるんです。

 

だけど、熟練者になればなるほど

できないことを認めたくないなど

現状を受け入れることができないんです。

 

(※写真はイメージです/写真AC)

 

建設業でも、現場従事者の年配者の

構成率が高いです。

 

そのとき、現場所長の立場として

年配者への配慮、対策を立てる必要があります。

 

まずは、年配者に現状を受け止めてもらうために

身体チェックをしてもらことが大事です。

 

中央労働災害防止協会(中災防)の

「転びの予防~体力チェックシート」などを活用して

筋力チェック、敏捷性、

動的バランス、静的バランス

をチェックするのもいいです。

 

(100年ライフ安全・健康に働く① 転びの予防 体力チェックシート~転倒等リスク評価セルフチェック票~/中央労働災害防止協会)

 

次に、作業で扱う機器・書類の表示を

大きくしたり、色彩を工夫して

見やすい表示にします。

 

警告音は低い音にしたり

転倒予防には段差、傾斜をなくし

手すりなどをとつけたりします。

 

体温調節機能の衰えもありますから

熱中・寒冷対策も必要です。

 

荷物を持ち上げるときの

腰の負担軽減対策や

必要に応じ椅子などを利用し、

立ち仕事を減らすなどの

職場環境改善対策も必要です。

 

何より、コミュニケーションが一番大事です。

 

特に世代間のコミュニケーションは

技術伝承や高齢者のモチベーションという意味で

とても重要です。

 

このように現場所長や現場の責任者、

職長などの仕事は

多岐に渡り大変です。

 

でも、これが現場所長の仕事なんです。

 

この先、建設現場はますます高齢化していきます。

 

そのとき、現場のトップが

このような対策を実施しないと、

労働災害が増えますよね。

 

災害が増えるからと言って

年配者を現場に入れないというわけには

いかないですよね。

 

エイジフレンドリーガイドライン(厚労省R2年3月)に従って

現場の環境改善、安全教育など

真剣に取り組んでいきましょう。

 

私は、現場所長や職長さんたちを支援していきます。

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。