就活エピソードコンテスト佳作エピソード②
1.ゼミの委員長に選ばれる
1回生のときに選挙でゼミの委員長に選ばれる。ゼミではジャーナリズムを研究し、人権と報道を中心に学び、取材や講演会も開催している。また、その研究結果を新聞や雑誌にまとめて販売するなど、フィールドワークにも力を入れている。委員長として、男女ほぼ半数ずつの12名をまとめることになったが、しっかり自己主張をする子が多く、正直まとめられる気はしなかった。
2.モチベーションの低下
最初は意識が高いメンバーに恵まれ、どんどん研究が進んでいるように思っていた。しかし、ゼミ開始から半年が過ぎたあたりで、メンバーのモチベーションが急に下がる。遅刻欠席の増加、資料提出の締め切りを守らない、怠ける子の尻拭いをさせられる子がキレるなど。焦ってしまった私は、ひたすら「やって!」と怒り、威圧感でコントロールしようとした。ところがそのせいでメンバー全員に緊張が走り、よりモチベーションが下がった。
3.モチベーション低下の原因
困りに困ってしまい、先生・先輩や友人に相談。結局、ゼミメンバーに今の研究についてどう思うかを延々聞くことにする。すると、あるメンバーから「今、何をしているのかが分からない」と言われる。メンバー全員とどういう意味かを考えた結果、12名のゼミメンバーを4名×3班に分けていたため、各班がやりたい研究を勝手にして、目標から外れた研究をしていた。これがモチベーション低下の原因と思われた。
4.解決策
そこで(1)毎回ゼミのはじめに全体の目標の確認をする(2)各班の活動報告の時間を多くし、他班メンバーがチェックする(3)委員長として私は全体像の把握に力を入れることにした。しばらくこれを続けていると、ゼミメンバーの中で情報が共有され、もう一度、研究の方向性がひとつにまとまっていた。研究全体の中で、自分はどの役割を担い、目標に対してどのような結果を出せるかが明確になったので、以前のようにメンバーが自発的に動くようになった。
5.得たもの
このような体験を通じて、「聞くこと」「情報の共有」「コミュニケーション」の大切さに気づいた。コミュニケーションをとらないと、問題の分析や解決が的確にできず、目標達成が困難になることを知った。委員長としては、全体を把握するために「聞く力」が大切だと身をもって感じられた。 また、よき仲間にめぐり合え、助け合えたことは私にもメンバーにも、よい経験になったと思う。