【坂道を転がる】東京難民 上下巻 福澤徹三 | 鉄分の多い読書日記

鉄分の多い読書日記

何か書きたいことがあれば気ままに書き綴る。
書かなければいけないという義務にとらわれない独り言。
ちょっと鉄分(鉄道ネタ)が多くなるかもしれません。
でも、それにもとらわれたくないかも・・・

読書日記ではずっと【 】で囲って自分なりにジャンル分けをしてきました。
先の「こなもん屋うま子」でもそうでしたが、分類が難しい本があって、こじつけるのも考えものかなと思い、これからは気分でジャンル分けすることにしました。

この小説はお気楽な大学生が、ある時学生課に呼ばれ「学費が延滞されているので除籍」宣言を受ける感じで始まります。
実家に帰るとなぜかもぬけの殻・・・その前に主人公は携帯電話を買い替えており、自宅に連絡もしていないので、連絡が取れなかったと思われます。

実家では、怪しい男に追われ、再び東京に戻ってくると、今度は家賃滞納でアパートを追い出されます。

そこからは本当に坂道を転げ落ちるように、友人宅->ネットカフェ->->->河原 へと転がっていく様をテンポよく描いています。
主人公はお人よし-というよりも何も考えていない-学習能力がない-感じで、時々手にするお金もすぐに消えてしまい、数少ない友人たちとの間意にもやがて溝が深まっていきます。

そんな中でも、人との温かいふれあいや、手を差し伸べる人が現れ、表題の通り「難民」生活を送る主人公はどのように立ち直っていくのか・・・ある種の期待をもって読み進めました。

 



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