今ね
127時間という映画を観て
貴女を思いました
実話に基づいた映画
登山に魅せられた若者が
ユタ州の広大な谷へロッククライミングに出かけて渓谷で事故に遭う
谷の隙間に落ち岩の間に腕を挟まれ生死を彷徨い
最後腕を切断し自力で這い上がり
生還したという話
きっと極限まで闘ったのだろうけど
彼との違いは
彼はメモを残さず発ったけど
貴女はコタツの上にメモを残した
もう一つの違いは
彼は何が何でも生きようとした
貴女は違った
というところね
メモを残したくせに
何の為のメモだったのよ
一緒なのは
生還しても尚
山に登り続けたところね
どちらにしろ
とても勇敢だわ
きっと目を瞑るその瞬間まで
沢山の事が走馬灯のように巡ったはず
それはきっと全部美しい記憶
私とロッキー山脈を旅行した時の事も
思い出したかな?
コスタリカのチリポ山の頂上を思い出したかな?
私は宿で待っていたけど
今日お兄ちゃんが出張で来ていたから
伝えたの
お母さんはお墓じゃなくて
山にお花を添えて欲しいはずだって
お墓に行っても
何だか
そっちじゃない!
と言われてる気がして
お兄ちゃんも
そげだなぁ
て
もうすぐ丸々2年だ
今年は山にお花を届けに行くね
今はどの山を登ってるのかしら