失敗や未熟さを指摘してはいけない。
できないからといって取り上げてもいけない。
相手の勇気を奪ってしまうからだ。
自ら困難を克服する機会を奪ってしまうのだ。
勇気くじきとは、
困難を克服する活力を奪うこと。
まだ自分の力ではやり遂げられない・・・
それは能力不足であって、
「価値がない」わけではないのです。
でも・・・
「私がやるから、もうしなくていい」
と言われてしまうと、
自分の価値まで否定されたように
感じてしまいます・・・
可能性にチャレンジしようとする気持ち
⇒困難を克服する活力
を奪われたように感じるのです。
確かに・・・
日々の仕事をこなしながら、
相手の勇気をくじくことなく
育てていくことは簡単ではありません。
相手の勇気をくじくことで、
一時的にはストレスが発散できて
面倒な教育はしなくてすむかもしれません。
でも・・・
勇気くじきを続けると、
相手も自分も
ますますダメになってしまうのです
例えば
マイナスな部分って一度目につくと、
ず~っと目についちゃって
「またやってる!」って思いませんか?
そうやって
「何度言ったら分かるの!」
「いつまで経ってもできないね」
と勇気くじきを繰り返すと
相手はますますできなくなり・・・
できていたことさえ、
失敗するようになってしまいます。
私も、
その先輩の前ではビクビクしてしまって
思うように仕事が出来なかった記憶があります。
そんな職場で仕事したくないですよね
勇気くじきをしてしまうときは
無意識に、
「自分のほうが優れている」と
優越感を得たいと思っているのかもしれません。
そんな「上から目線」のタテの関係から
困難に挑戦し乗り越えられる力を育める、
ヨコの関係の「勇気づけ」
を意識してみませんか?
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*勇気づけの生みの親:アルフレッド・アドラー
ウィーン生まれの医師。フロイト、ユングと並ぶ三大巨匠。
軍医として第一次世界大戦に関わったアドラーは「二度と戦争を起こさないために人間の心を変えなければならない」と考え、
お互いに尊敬し、信頼し合う「ヨコの関係」を結び、圧力や暴力ではない民主的な方法で問題を解決することを提唱しました。
☆看護師
☆統計心理学i-colorカウンセラー
☆アドラー勇気づけリーダー
看護師として医療機関や企業で働き、病棟・外来看護だけでなく、採用・人材教育・相談業務も経験する機会に恵まれました。
やりがいを感じる反面、時間に追われる日々が続き、心身ともに疲れ果ててしまいました…。
結婚・出産を転機にそんな日々から脱出したものの、「自分のやりたいことって何?」「気が強い私はダメなの?」と自分の軸を見失っていきます。
2019年、統計心理学i-color・アドラー勇気づけに出逢い、自分の軸をようやく取り戻すことができました。
★2020年11月産業カウンセラー養成講座修了。
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1979年6月生まれ☆4歳の女の子のママ