【まちかどエッセーvol.2】イラストレーターという仕事 | icollection

【まちかどエッセーvol.2】イラストレーターという仕事

ico.です^^

 

今日は、河北新報 夕刊『まちかどエッセー』に掲載された記事を

おまけイラスト付きでご紹介させて頂きますピンク薔薇

 

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『イラストレーターという仕事』

 

 

人が一生で就くことができる職業は数が知れている。

 

 私は、その職業ならではの苦労ややりがい、どのように自分の生活を支えてくれているのかを、身をもって知りたくなってしまう。

 

そのため、これまでさまざまなアルバイトをしてみたが、私のような未経験者が就ける仕事には限りがあった。

 

 

 そう思っていた私だが、案外イラストレーターという職業を通じて、そんな体験ができているのかもしれない。

 

クライアントは広告・出版業界に限られがちだが、描く対象は実に豊富だ。

 

 

 例えば、書籍の表紙イラスト。

小説の舞台設定は、同じものは二つとしてなく、作者は時代背景や文化を丹念に調べ上げ、文字に起こす。

私はいち早くその世界をのぞかせて頂き、作品の「顔」を作っていく。

 

 

 ノウハウ特集の挿絵も多い。

料理研究家の家飲みレシピ、医学博士が薦めるココナッツオイルの効用、エステティシャン直伝の美のツボ。

 

 

 農家さんと一緒に土だらけになって、松の植樹方法を描いたこともある。

農家さんには苗について教えてもらい、林業組合の方々のスマートな植えっぷりを間近で見る。

実際に現場に行かないと分からないことも多い。

 

 

 

 こけし職人さんとキャラクターこけしを作ったこともある。私が絵付け担当だ。

家に届いた段ボールには出来たてのこけしがぎっしり。その時の木の香りと言ったら!

こけしが生き生きしていた。

 

 

 普通なら話すこともできないような業種の方に、私が理解するまで根気よく教えて頂き、図案にしていく。

 

そんな方々に絵を見て頂いた際、喜んでくれたり、「ありがとう」と言われたりすると、こちらがありがたくて仕方ない。

 

 ある意味、これも職業体験のようなもので、しかも個別指導だから贅沢な話だ。

 

そうした異業種の方々や現場とつながるたび、全ての仕事が巡り巡って社会が成り立っていて、私もその中の一部なのだと実感するのだ。

 

 

 

 

■7月23日号掲載

 

【プロフィル】

イラストレーター、デザイナー(屋号ico.)。

墨汁やマニキュア、ドライバーなどを画材とし、東北放送製作「続・仙台弁かるた」や新聞・雑誌の挿絵、広告イラストを制作。

現在、FMなとりで「イラストレーターico.のpiece of NATORI」放送中。

1985年、名取市閖上生まれ。福島市在住。

 

 

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いかがでしたでしょうか?

 

 

『イラストレーターという職業』を語れる人はもっと他に沢山いらっしゃるので、

 

できるだけユニークで、自分なりの体験談をもとにしようと思って書きました。

 

最後までお読み頂きありがとうございました☆

 

ico.