正確には夏前

初夏にあたるのかな


5月の連休は

家族全員で『みそに』という行事があった


自家製味噌作り体験だ

毎年恒例だった


沙坊がまだ小さい頃は

手伝える事が少なくて



朝早くから外にある大きな釜で

ばあちゃんが担当していた大豆の茹で作業を

見学したり

専ら煮れ加減を確認するという口実で

つまみ食いしてた


少し大きくなった時

ばあちゃんの手伝いを始めた

大鍋の中の大豆をかき混ぜたり

焚き火を絶やさないようにしたり


茹で上がった大豆をざるに開けて

冷めないように急いで玄関へ運ぶ


じいちゃんが

大豆をペースト状にする機械を準備していて

そこに茹でた大豆を運ぶ手伝いをした



大豆が機械を通って

ペースト状になったら

人の頭くらいの大きさに丸めて

縁側に並べて一晩干す

これを持ち運べるようになるまで

少しかかったな


翌日

大きなタライを用意して

家の中にビニールシートを敷いて

麹屋さんから熱々の麹を受け取ったら

ビニールシートに広げながら

手で塊を崩して冷ましていく


金属製の塵取りを使って

手で麹を集めて小山を作っていく

この作業を任されるようになった時

とても嬉しかったし

人の役に立てる喜びを学んだ


タライに

一晩置いておいた大豆の塊を入れ

塩と麹とタマリを入れてよく混ぜていく

この作業が1番大変

(水か大豆の茹で汁も使っていたかもしれない)

とにかく手が凍るように冷たくて

痛みも感じる作業を

家族で交代しながらやっていた


そして味噌の原型が出来て

ばあちゃんが味噌桶に詰め込む作業をした


家で食べる用の味噌と

漬物に使う味噌とか

分けて作っていたようだ


実際

ばあちゃんが漬けた味噌漬けは最高で

きゅうり

大根

茄子

ウリ(菊と人参と紫蘇の実などが詰め込まれてる)


長年家族の食卓を豊かにしてくれた

ばあちゃんは味噌漬けだけじゃなく

色々な種類の漬物を作っていたし

いつもその作業の様子を沙坊に見せてくれた


ばあちゃんは

とても器用で働き者だった

とても尊敬していたよ