術後2年検診を無事に終えた![]()
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乳腺外科の待合室、
2年半前は自分がガンだなんて
まだ全く信じられない気持ちで
ここに来たものだ。
誤診だって言われるんじゃないの?
とすら思っていた。
とても緊張しながら、
しかしネガティブになり過ぎないよう
気持ちを作ってここに座っていたなぁ。
そのとき後ろの席のご婦人が、
主治医のことをとてもいい先生だと話していた。
「入院中も毎日様子を見に来てくれて
一体いつ寝ているのかと思うくらいよ」
と。
受付でも言われた。
「あら、主治医はM先生ね、
いい先生ですよ、ラッキーですね!
」
後ろの人の番が来ると、
一緒に来ていた幼いお孫さんが
「ばぁば、がんばってね!」
と可愛い声で言った。
思わず涙が出た。
この世界は美しいなぁ…
周りの人が今この涙に気づいたら、
きっと絶望に暮れていると思っただろう。
でも私は、胸に込み上げるものを感じながら
そっと涙を流していたのだ。
(あとシンプルに緊張で高ぶってた!
)
自分の番が来て、
主治医はどんなに素敵な先生かと
涙を拭いて期待しながら診察室へ。
40代くらいの男性医師。
あれ??
挨拶も返さないし、
笑わないし、素っ気ないし、
コミュ障?!
あの前評判はなんだったの?
と思うほどの塩対応なんですけど!
とりあえず触診するも
しこりをぎゅう~っと掴むもんだから痛い痛い!!
おまけにノギスで腫瘍の大きさを測って一言。
「…忙しかった?」
もうこの一言が
グサグサきた
カハッ!
そうだよ!私ここまでしこり放っといたよ!
だって、ガンと思わなかったんだもーん!!
その後も
「次回の説明、 家族は誰が同席する?」
とぶっきらぼうに言われ、
家族を呼べって
やっぱり手遅れなのか?!
と無知な私は、一気に血の気が引く![]()
食事について質問すれば、
「食べ物?べつに何食べてもいいよ。」
あー、はいはい、
もう助からないから
そう言うんですね…
──終わったな![]()
と思ったものだ。
もっと言い方あるだろうに、
いつか文句言ってやるからな![]()
と、腹に一物抱えたまま2年半…
しかし私はこの先生が、
大好きだ![]()
なぜなら、
ただのツンデレだということが
後にすぐ分かったから。
夫がとあるスポーツの仕事をしていると知ると
チームの勝敗を把握していて
診察の度にさりげなく話をぶっ込んできた。
そんな愛しい主治医に
今回1年ぶりに会えるのだから、
私はちょっと胸をときめかせて行ったのだ。
が、
今日も診察は光の速さで終わった![]()
久しぶりに会うんだからさ、
なんかないわけ?!
具合はどう?
とかさぁ![]()
相変わらず触診も雑だし!
検査結果も服着てる最中に
カーテン越しにサラッと言うし!
なのに、今回もちゃんとチームの勝敗は
チェックしてたんだね。
もう愛しか感じないんだが![]()
ありがとう!先生のおかげで元気です![]()
また来年!
先生もどうかお元気でいてくださいね![]()
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