ICLのレンズ入れ替え手術を終え、最寄りのホテルへ向かいました。
手元はまだぼやけていますが、遠くの見え方は1回目の手術後と同じようにしっかり近視が補正されている状態です。
1回目の手術直後は、スマホどころか駅の案内板すら見えないほど視界がぼやけていました。
ところが、今回はスマホを拡大すれば読める程度には見えるようになっており、前回との見え方の差に驚いています。
前回はホテルのチェックイン端末も操作できませんでしたが、今回は画面の文字が確認でき、スムーズにチェックインできました。
チェックイン後の過ごしかた
チェックイン後はテレビをつけたまま横になり、3種類の目薬を寝るまで1時間おきに点眼することを繰り返していました。
もちろん保護メガネは常につけっぱなしで、長時間のテレビ視聴は控えるため、音声だけを聞きながら静かに過ごします。
保護メガネと就寝時に目を保護する保護ガードです。
1回目の手術で貰った保護ガードを開けていないため、2セットになりました。
ふとスマホを確認すると、画面がぼやけて見え、「これって過矯正なんじゃ…?」と不安がよぎりました。
前回のICL手術で過矯正になった時に購入した老眼鏡があったのでかけてみると、スマホが驚くほどハッキリ見えるのです。
1回目の手術で度数が合わなくて色んな度数の老眼鏡を購入しました。
「もしかしてレンズが合っていない? 過矯正なのでは?」という嫌な予感が次第に大きくなります。
2回目のレンズ選びで、医師が勧めた“やや強めのレンズではなく、1段階弱いレンズを選んだことを後悔し始めました。
とはいえ、もうICLの手術は終わってしまっているため、考えても仕方がありません。
その日は半ばあきらめの気持ちで食事を済ませ、そのまま就寝しました。
ICL手術直後は一時的に老眼のような状態になります。
そのため、近くが見えづらくなる可能性を考えて、100均で買える +1.0程度の老眼鏡を用意しておくと快適に過ごせます。
翌朝の視界は良好
夜中にふと目が覚めてスマホを確認すると、やはり画面がぼやけて見える。
不安を抱えたまま朝を迎え、起床後にもう一度スマホを見ると、今度は文字が読めている……。
もちろん、遠くもよく見えてます
ただし、手術前に遠視用コンタクトレンズをつけていたときの視界と比べると、どうしても見えづらい印象が残ります。
「これ…やっちまったか?」
そんな不安が頭をよぎったまま、ホテルをチェックアウトし、クリニックの翌日検診へ向かいました。
視力検査で両目1.5
翌日検診のためクリニックに到着し、いつものように診察券を提出して待合室で待っていると、すぐに検査へ呼ばれました。
まずは眼圧測定と目の表面の撮影を行い、そのあと視力検査へ。
視力検査の結果、レンズ選定時に想定していた視力は両眼とも1.0。
ところが、ICL手術後の実際の視力は 1.5 と、かなりよく見えている状態でした。
続いて遠視の検査を受けたところ、やはり想定よりも「近くの物が見えにくい」状況が確認されました。
この瞬間、レンズ選びの際に視力を少し上げた判断を、再び後悔する気持ちがこみ上げてきました……。
診察
医師からは開口一番、「想定よりも視力が出てしまっていますね」との説明。
手術前に「2回目まではクリニック負担ですが、3回目以降のレンズ交換は患者さん負担になります」と釘を刺されていたことも思い出し、胸の中がざわつきました。
「そもそも計測ミスならクリニック側の責任じゃないのか……?」というモヤモヤした気持ちがどうしても拭えません。
ただ、医師の説明では「視覚は3か月ほど安定しないため、まだ判断は早い」とのこと。
現状では、しばらく経過を見守るしかないようです。
診察を終え、複雑な気持ちのままクリニックを後にしました。
手術後の生活
手術後1週間は、1日5回の点眼と、24時間保護メガネをつけて過ごす生活が続きました。
洗髪と洗顔は術後3日間は禁止されており、お風呂は1週間控える必要があります。(頭がかゆくて正直つらかったです。)
視界の方は日が経つにつれて安定してきたようで、次第に老眼鏡を使わずに過ごせるようになりました。
今では、遠くも近くもほぼ満足できる見え方になっています。
結果、「ICLをやってよかった」と思いますが…
1回目の手術をしてからのクリニックの対応に不信感しかありません。次回は1週間検診とクリニックに対しての不信感をご紹介します。