いよいよ今日は同期のワークショップを見学させてもらう。


朝一でKpeveのステーションに行くとマーケットプレイスが賑やか。


どうやら毎週火、金曜日がマーケットデイで運良く当たったようでマーケットをチラ見。


小さな街と言えどもマーケットデイには周辺の街から人が集まり活気に湧く。


こう言う雰囲気を味わうのも任地訪問の楽しみの一つ。


今日のワークショップ開催地でありもう一人の同期が住むTsanakpeに移動するタクシーを1時間待って出発。


ガーナではルートタクシー、トロトロ等は満員になるまで出発せず下手すると数時間待つ事もあるがもう慣れた。


これでイライラしていたらガーナでは暮らして行けずストレスで死ぬ。。


そして、ここから地獄の悪路と1時間以上に渡る格闘が始まる。


このドアがスケルトンのタクシーと共に。


スタート直後にエンジンが止まり運転手がボンネットを開けて何かしている。

悪路の上にこのボロタクシー、もはや不安しか無い。

道路上にある無数の穴を避けて左右に揺られ、当然の如く避けられないため上下に揺られ、その度にドアに身体をぶつけ、天井に頭をぶつける。


何か新手の重力実験に付き合わされているような気分。


そんな悪路に隣に座っていたガーナ人が限界を向かえて敢え無くリバース。


悪路に慣れている筈のガーナ人がこの状態とはどれだけ過酷なんだろうか…。


自分は何とか吐かずに生きて到着。


危うく悪路ブログになりそうだから話をワークショップに戻す。


今回の簡単な見学目的、同期二人の活動内容は以下の通り。


【見学の目的】

自分の配属先候補にGES(Ghana Education Service)があり、GES配属の同期二人の活動から学んでGES配属になった場合の活動の幅を広げる。


この二人の活動を見学対象に選んだ理由は、ガーナ隊では珍しく教える対象を学生ではなく教員に絞っていて、活動の仕組みが確立されているから。



【二人の活動内容】

※ネタバレにならない程度の概要のみ

※自分が見聞きした内容のみのため違っていたら申し訳無い


目的

ガーナ人教員のレベルアップ、TLMs(Teaching Learning Materials)の普及、ガーナ人モデル教員の育成、継続性がある仕組みの構築等々


教科

Science、Creative Arts

(各隊員が各々の専門科目を教える)


対象校、対象者

各Circuitの小学校12校の教員


方法

対象校12校を2週間掛けて巡回し、これを1サイクルとして、この1サイクルで対象校の教員に同じ内容をレクチャする。


学年はその都度隊員が決め、コンテンツはその時期に教えるであろう物を隊員が判断する。


事前にレッスンノート等でコンテンツを共有し、授業時は前半10〜15分で教員に授業の流れ、TLMsの使い方をレクチャして、後半30分は教員が学生に授業をする。


必要に応じて隊員が教員をフォローする。


たまにガーナ隊でも教員向けにワークショップを開催する事があるが、それの長期間版のようなイメージだろう。


単発でやるより一年を通してやる方が効果は高い。



この日の対象校は3校あり、Scienceは1年生、Creative Artsは6年生が対象。


Scienceは雨が降った後にどうなるかの授業で、水が蒸発する様子を視覚的に教えるため風車を作っている。

手を濡らして擦る事で熱が発生し、空気が上昇する事で風車が回る。

Creative Artsは複数週に渡って作品を作り展示する授業で、今週は平和をテーマに折り紙に願いを書いて折り鶴を折る授業の流れを説明しているところ。

苦戦しながらも無事に折り終わった。

今日は3校回ったが環境は様々。

中には村に電気、水道が通っておらず、校舎は柱とトタン屋根と仕切りの黒板しかない小学校も。

環境は悪いが、学生達は楽しそう。

幼稚園児達と遊ぶ。

こう言う田舎の方がチャイナ、ヤブー(ボルタ州周辺で使われるエベ語で黒人以外を指す)と呼ばれる事は無く民度は高い。

今回活動を見学させて貰って、GES配属になった場合の良いヒントを得た。

教える対象、方法、調整、根回し等視野は広がったと思う。

さて、いよいよ配属先の希望を出す期限の月末が迫って来た。

果たして。。。


 

 

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