Makola Marketに行ったついでにAgbogbloshieを遠くから見てみようと思ってそっち方面に歩いて行ってみると、マーケットを抜けた先に明らかにそれらしいエリアが。
世界最大の電子機器の投棄場と言われるだけあり、一見してそれだと分かる場所に多くの人と数々の工場と言うか修理業者。
周りにはガーナ人ばかりで外国人の姿は無く、何となく不穏な空気。
危なくなったら逃げる心積もりと準備をしつつ投棄場へと続く道に足を踏み入れる。
たまに周りのガーナ人と挨拶しながら奥へと進んで行くと、急に開けた場所に出る。
ここが世界最大の電子機器の投棄場と言われる場所か。
広大な土地に電子機器のゴミが広がり、至る所で煙が上がっている。
金属やプラスチックが焼けるような匂いがして空気が悪い。
そんな中で多くの人が何かの作業をしたり、牛が闊歩している。
写真を撮ろうか悩んでいると急にある男に英語で声を掛けられた。
一瞬逃げようかと思ったが、話してみるとこのエリアのリーダを名乗っていて、周りのガーナ人達の反応を見ると間違い無さそうだ。
会話の中でそのリーダがノーザン州出身と分かり、拙いダバニ語で話すと急に打ち解けて来た。
(偶然リーダが自分の任地出身で本当に運が良かった!)
長坂真護さんの話題を出してみると、当然知っていてガスマスクの寄付も好意的に捉えていた。
ガスマスクの需要はこれからも十分にあるようだ。
その後、写真撮影の許可を貰ってリーダが管理するエリア内で撮影する。
一通り撮影を終えると、リーダ以外の人達とも話す機会を貰う。
若い男だけではなく、若い女性も多く住んでいた。
明るく笑顔で接してくれて、一瞬スラム街である事を忘れてしまう雰囲気がそこにはあった。
ただ、投棄場での作業は過酷であり、投棄場内に住むのは劣悪な環境のようだ。
会う人全員が若いのは大気汚染等の影響で30代で亡くなってしまうと言う話から来るのかもしれない。
このような環境で暮らし、作業している事を多くの人に知って欲しいと言っていた事もあり、今回ブログに書く事にした。
別れ際には帰路の途中まで送ってくれて、またいつでも来てくれと言っていた。
これまで長年ICT業界で働き、現在PCインストラクタとして働いている自分は知っておくべき現実であり、今回来て自分の目で見られて良かった。
現在のICTの発展の裏でこのような現実があり、それは今後も続くであろう事は知っていて損は無いだろう。
自分に何か出来る事があるんだろうかと、最近ずっと考えている。
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