昨夜はHuye在住の同期隊員に泊めてもらい、今日は周辺の観光地を案内してもらう。

青年海外協力隊の繋がりのメリットの一つで、現地に住む人ではないと知らない情報をもらえるのは有難い。

特に英語を話せる人が少なく現地語に頼らざるを得ないルワンダでは本当に助かる。
(ルワンダの公用語は英語だが現地語のキニアルワンダ語が主流)

今日の目的地はジェノサイド博物館と王宮博物館。

一つ目のジェノサイド博物館、ルワンダ国内では幾つかあるようで移動中の車中からも見掛けた。

その内の一つ、Murambi Genocide Memorialへ。

建物自体は綺麗、入場無料。

館内は写真と説明文の展示があり、これだけでも十分に虐殺の悲惨さは伝わって来る。

ただ、ここからが本番。

奥には別の建物の数々。

ある建物には大虐殺から逃れた生存者が着ていた服が残されている。

その奥には女性が滞在していて、その間にフランス軍の兵士から暴行されたと言われる建物。

隣には虐殺された人々の遺体のミイラ、骨の数々。

ミイラは石灰で処理されているのは言え独特の匂いを放つ。

日本では考えられない多くの生々しい遺品。

ここには15,000人の遺骨が安置されている。

言葉を失うとはまさにこの事か。

大虐殺が25年前の自分の生きている時代に行われて、それを経験したルワンダ人とたった今接している衝撃。

この話題はルワンダではタブーとされているため直接聞く事は出来ないが、ルワンダに来た以上は起こった事や背景を知るべきだと思う。

世界の歴史を学ぶ良い機会になった。


2つ目のNyanzaにあるKing's Palace Museum。

過去のルワンダ王国の王宮が見られる博物館。
入場料はRWF6,000、オプションはRWF3,000。

昔の王宮は白いラインの手前で靴を脱いで左から入るのがルール。

室内は天井が高く涼しい。

内部は広く、奥には王の寝室がある。

料金にあったオプションと言うのが牛との戯れ。

角が異常に発達した牛が近付いて来る。

なんと牛に触れる。

気になる方は是非ともトライしてみては。

最後に近代まで使われていた王宮。

現在は使われていないが、割と綺麗でアフリカ感は無い。

ルワンダの街中を見ても日本人がイメージするアフリカ感はそれ程無く、それが伝統的な物なんだと改めて認識した。

先日の珈琲とは別の観点からルワンダを学ぶのも良いものだ。

滞在すればする程ルワンダを好きになる。

そろそろガーナには帰りたくなくなって来た…。



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