珈琲に染まる一日。

同期の珈琲隊員の職場を見学させてもらいながら珈琲を楽しむ。

今回のルワンダの旅で楽しみにしていたのがルワンダ珈琲。

現在ルワンダには珈琲隊員が8名も居るらしく、美味しい珈琲を飲ませてもらうのと勉強させてもらう。

朝一は珈琲豆を精製する工場見学とカッピング。

これは豆を煎る機械。


今回は3種類の産地のルワンダ珈琲をカッピングさせてもらう。

1種類につき3杯を比べながら飲む。

かなり真剣に飲んでいるが、味の違いを見極めて表現するのが難しい。。。

同じルワンダ産とは言っても地域によって味が異なりその違いを楽しんでいる。

珈琲は本当に奥が深く、専門家の話を聞きながら飲めるのは幸せだ。

次に訪れたのはカッピングした建物の隣にある巨大な建物。

中には多くの女性が座って作業をしている。

豆を選別して出来が悪い物は排除する。
気の遠くなるような作業で、日給はRWF1,000との事。

こういった地道な作業が珈琲の品質向上に繋がるのかと感心しながら眺めていた。

その後は豆の殻を向く工程。
(米で言うと精米に相当する工程)

巨大な機械に乾燥させた珈琲豆を投入して行く。

一回に処理する量はとんでもなく多い。

幾つかと工程を経て最終的に殻が剥かれて行く。

最後に珈琲の実が成っている畑を見せてもらう。

JICAで試験的に栽培しているパイロットファーム。
高地にあり眺めは素晴らしい。

珈琲の実。
赤い実から出るエキスを舐めたら微かに甘かった。

珈琲の花。
2,3日で落ちてしまうため見られるのは貴重との事。

次のシーズンに向けた苗床。
スタッフの方々が細かく雑草を除去していて、珈琲作りには根気が必要だ。

珈琲豆を乾燥させている様子。
こちらの台はアフリカンベッドと呼ばれていた。

珈琲作りの工程の多くを直接見られて勉強になると共に、ユーザには見えない苦労や困難が見えたのも収穫だった。

特に印象に残ったのは、100kgの珈琲チェリー(赤い身の状態)から最終的に豆になるのは16kg。

珈琲チェリーが約22円/kgとなると、珈琲豆農家は経済的にはなかなか厳しいのかもしれない。

美味しい珈琲を継続的に飲むためには、こうした課題解決が必要になって来るんだろう。

珈琲隊員の方々には頑張って欲しい。

一杯の珈琲にも色々な人の思いが入っている事を考えるともっと真剣に珈琲を楽しみたくなる。


 

にほんブログ村に登録しています。

他の青年海外協力隊のブログも読めるので是非。

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ
にほんブログ村