いよいよセメスタ2期末試験のICT最後の科目。

いよいよと言って何かしている感を出しているが、先週から試験に関する事は何もしていない。。
 
本日はICTの2科目目である2年生のIntroduction to Information and Communication Technology(ICT)の試験だった。
(当初3科目あると思っていたら2科目のみだった)
 
 
これまでと同様、今後に何か活かせるかと思い試験問題を貰って内容を確認する。
 

【問題形式】

問題数は計40問。

Section Aは記述式、二択、選択式の30問。

Section Bは記述式の10問。

 

【試験時間】

60分(Section AとBの合計)

 

【所感】

①理論しかない
セメスタ1期末試験の時と同じ所感だが、理論中心の内容しかない。
 
問題文に適する単語を答えさせたり、単語の意味、機能、役割を答えさせる問題のみ。

予想通りだが仕様が無い。

これが現在のガーナのICT教育の問題点に直接繋がっている。
 
理論は理解している人間はそこそこ育つが、PCを使える人間が全く育たない。
 
将来教員になる人間がこのような教育を受けているため、そんな人間が教師になって理論しか教えられず学生がPCの使い方を理解出来ない。
 
この負のサイクルを切るのはなかなか難しいだろう。
 
ガーナの根本的なICT教育の欠陥だと思う。
 
 
②1年生と2年生で科目が異なる
これだけ聞いたらそれは当たり前なんだけど、現在の1年生と2年生では教育課程が異なる。
 
と言うのも、ガーナの教員養成校がカレッジからユニバーシティに変わる過渡期にあり、今の2年生以上は3年制のカレッジ、1年生は4年制のユニバーシティの教育課程で動いている。
 
 
現在は正直ちょっと複雑な事情や状況ではある。
 
カレッジの教育課程では①のようなICTは理論の試験しかないが、ユニバーシティの教育課程はPCの使い方に近い内容の試験がある。
 
それが"Office Suite in Education"だった。
 
この違いがICTの教育環境の改善に繋がるか不明だが、それでも個人的には良い方向に向かっているように思っている。
(他にもPCが無い等の環境的な課題が大きいが)
 
①はユニバーシティになる事で多少は解消されそうな兆しだろうか。

今は教員養成校のICT教育が改善され、その後に高校→中学校→小学校と改善されて行くのかもしれない。

今の1年生が教員になるのは3年後、その先は何年後の事だろう。

そんな先の事は分からないし、少なくとも3年後に自分は既に日本に居る筈だ。

今後ガーナでPCインストラクタの協力隊員が不要になる日が来るんだろうか?
 
 
セメスタ2期末試験自体はあと3日残っているが、ICTの試験は全て終了。
 
今回の試験で来年度の授業内容の更新に使えそうなのは1科目目の"Office Suite in Education"だろう。
 
いずれやる、いずれ。
 
明日から長期休暇気分。
 
 

 

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