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        ICJC 日本芸術文化国際センター

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11月7日のフライデーナイトレクチャーは造形作家の櫻井正一氏を迎え、「”捨てない”再生の美に挑む・短所は無駄じゃない」をテーマにお話して頂きました。

我々の生活を支えてくれたモノたちは、不用になるといとも簡単に捨てられてしまいます。同氏は目に留まるあらゆる廃材に手透きの和紙や灯りを融合させ、独自のスタイルで現代の侘び寂びを表現。

役割を終え行きどころを見失った廃物が、彼の手腕により新たな命を吹き込まれ、錆びた鉄肌、風化した木工等、傷み、割れ欠け、汚れもその物の生い立ちを味わえる風情であり、この世に二つと同じ物のない、完璧でない物の持つ魅力を感じられる作品と生まれ変わります。
 
30作品の展示と解説、創作パフォーマンスを合わせたレクチャーは本当に見応えがありました。
“つまらなく終わらせたくない... 物であっても、事であっても、人であっても...。” 誰もが心の底で感じていることではないでしょうか。




櫻井正一氏
 
造形作家。東京下町に建具職人の子として生まれる。日本の伝統や風習を受け入れることができず、常に外の世界に憧れを持ち育つ。ストリートダンサー、ホテルマン、ミュージシャン、クラブマネージャーを経て渡米。骨董商として生活し、異なる角度から日本の文化を見るようになる。
同じ頃、日本の伝統工芸の魅力に関心を持っていた後に妻となるアメリカ人ジャズシンガー、コリーンとの出会いが大きな転機となる。アジア各地を巡り、その地の文化や手仕事に感銘を受け、帰国後日本の伝統文化や工芸への想いがつのり「モノ創り」
に執着。95年工房を開く。
かつてからの日本の文化に斬新なアイデアを加え創作活動を続けている。個展はアメリカ、ヨーロッパと日本にとどまらない。