北アメリカインディアン ウィネバゴ族の


トリックスター神話を基にしたお話


だ そうだ


それを ちょっと はしょりました ながいんで…



カガカガの はじまりはじまり~





むかし いしは いきていて はなしもしたし


こも うんだ ふしぎなことがいっぱいの


とおいむかしの ものがたり



あるひ いしと とりが むすばれて


ひとりのこどもが うまれた


なまえは カガカガ と つけられた




はるのあさ カガカガは かみのおつかいで


たびにでた


かぜがカガカガの まわりを


うたいながらふいていく


ヘイヤヘイヤ ハー ヘイヤ





このこのなまえは カガカガ


どんなへびより ながいへそ まるめて


はこにいれている


それは かみのつかいの だいじなしるし


それから ながい しりのあな ぶらぶら


ぶらさげてあるいてる



さいしょに ハゲワシに あったカガカガ


おれのおとうと おりてこい


あにきよ いったい なにごとだ





おとうとよ おれをのせて そらをとべ


おれはかみの おつかいだ みんなに


じまんできるだろう





いったいどんな おつかいだ





じつは カガカガは おつかいの内容を


すっかり忘れていたらしい そこで



かみのごようは いわぬもの


だまっておれを のせてとべ





ヤーレヤーレ ハー ヘイヤー


なんてすてきな ながめだろう






なあ あにき かみのごようは なんだっけ



それをわすれて こまってる…  はっ(゚Ω゚;)



そんなことだと おもってた


ごようをわすれた つかいなぞ 


かみのつかいと よべないぞ



ハゲワシは ぐるりとからだを ひとひねり





あ”-


カガカガは まっさかさまに おちて


どんぶり!ぬまに はまってしまった…



このあと ま いろいろあって…



たびをつづけていたカガカガは


はらがすいて たまらない


するとクマに でくわした




カガカガは ささやく


おとうとよ いいことをおしえてあげよう


しんだふりをしてごらん ハゲワシが


とんできて おまえのしっぽに くっつくぞ





それは すてきだ



くまは ほんとにそれを すてきだと


おもったんだから しかたない



くまはしんだふりをして うずくまった


するとカガカガは うしろからしのびより


クマをナイフでさしころしてしまった



                    ひでえ…




それから を ごんごんおこして


にくを あついはいに うめこんだ





おれのおとうと しりのあな


おれは にくが やけるまで 


ひとねむりしてまつことにする


にくのばんを していろよ



そこへ ミンクが やってきた





アーアーアー にくどろぼう にくどろぼう



ミンクはびっくり 


なんだよ しりのあなかよ そんならこわくない



ミンクはにくを ぜんぶたいらげてから


まっくろにこがしたほねを うめてにげた



めをさましたカガカガ


おーおーおー まっくろだ こげてしまっている!


やいこら しりのあな にくのばんをなまけたな


おまえを やいてやる!!!


あっちっちっち あっちっちっち


ぴょんぴょんぴょん…





おや こんなところに にくがおちている


はらがすいていたカガカガは たべた



あっはっはっはー あっはっはっはー


あにき それは あにきのしりのあな


かみのおつかいカガカガは なんて


あわてものなんだー あっはっはっはー





やいおとうと かみのおつかいを わらったな


ゆるさんぞ



カガカガは はこからまるめたへそをだし


ミンクをめがけて ぐーんとのばした


ミンクは きのあなのなかへするする





やいこらまて にがさんぞ





けれどもミンクはつかまらない


へそを はで くいちぎり ばらばら


にしていたからだった





いかりくるったカガカガは


 きを けたおして





なかをみた すると 





だいじなへそが へそが…


カガカガは おんおんおんおんと ないた


あんまりないたので なみだがどんどん


たまって みずうみができた


あっ ひらめき電球 おもいだした!





カガカガはヘソを ひとつずつ みずうみに


なげいれた そうして


ハーラ ハーレラ これは じゃがいもー


ハーイ ラーララ これはトマトー


ヘラヘラー ヤヤヤー これは こめー





かみは にんげんに おくりものをしてこいと


いっていたのだった


いま にんげんがたべている こめも やさいも


このときに つくられたのが はじまりだ


それから へそや しりのあなが いまのように


なったのも カガカガが こんなことをしていた


からなのだ





そのあとカガカガは ちきゅうのうえを





どこへでもでかけていって にんげんに


いろんなことを おしえた


ときには ずいぶんいたずらもしたという


そうそう あのカガカガの なみだでできた


みずうみは いまでも あめりかのどこかに


ちゃんとのこって いるそうだ




日本には絶対ないような不思議なお話でした


めでたしめでたし … で いいのかな


いいよね…