さあて きょうの お話は いっすんぼうし


はじまり はじまりイ


一寸法師はやはりちいさいですからね

じつにわかりにくい ので

矢印で ここっ て感じにしてございます




むかあしむかあし みやこから とおくはなれた


いなかに ひとりの 男の子が うまれたそうな




このこは どういうわけか  おとなの


こゆびほどの おおきさしかなかったが


おとうと おかあは 天からの さずかりもんじゃと」


いっすんぼうしと なづけて  たんとかわいがったと



からだは ちいさかったが 元気に そだった


ある日


おらあ みやこさいって さむらいになるだー


というので  


針の刀に むぎわらのさや 


おわんの 舟に 箸のかいを準備して


しゅっぱあーっつ





みやこは とても広くて りっぱなとこじゃった


いっすんぼうしは そのなかでも


 とくに りっぱな 三条の大臣という


 お侍の屋敷に行った


とくにりっぱな おやしきにいくとは

いっすんぼうし おぬしもなかなか

やるわね~


三条の大臣は 体はちいさくても


やる気マンマンの いっすんぼうし


たいそう気に入り 一人娘の 春姫


の 家来にした


やはり 一人娘がいたか ふむふむ




ほうし わたしが




春姫よ よろしくね~


いっすんぼうしは 春姫のもとで


本をよんだり 剣をならったりして


おさむらいになるための修行をしていた


ある日のこと 春姫は 清水寺に 


お参りに行くことになった  いっすんぼうし


お供をした  無事にお参りも済ませた その


帰り道 大きな 赤いおにが でたー





家来たちは ギャーっとにげてしまったが


いっすんぼうし


おい おれが 相手だ!


なぜに ここだけ おれっていうんだろ?

つい ジがでちゃったのかな


と立ち向かっていった




おには きょろきょろしていたが


んん~ん ちょろちょろと うるさいやつめ


と いっすんぼうしを ひょいとつまむと


口の中へ ぽんと いれて のみこんで


しまった すると いっすんぼうしは


おにの はらのなかで




ちくちく ちくちく っと 針の刀をさした


わあ いだだだだー やめてくれー


もう 悪さをしないと 誓えー


わかったわかったー


おには 泣いてにげていきました


あのさ 口にものをいれるときは

注意しなきゃねえ

それとさ 前から不思議に思って

いたんだけどさあ いっすんぼうしは

どうやって はらのなかから

外にでたのかしらん?やっぱ 

おにが はきだしたんだよねえ

そうだよねえ そうじゃなきゃ…ねえ


おにがにげさったあとには


へんなものが




おちていました




まあこれは なんでも願いがかなうという


うちでのこづちですよ


ほうしは なにが おのぞみですか?


わたしは りっぱなからだが ほしいです


わかりました


ほうしのからだよ おおきくなあれ


ほうしのからだよ おおきくなあれ


すると なんということでしょう


春姫が こづちを振るたびに


いっすんぼうしのからだが おおきく




なっていったのです




まあ ほうし すてきですよ


羽生ゆずるクンみたい~


ありがとうございます









この後 この二人は 結婚し いなかから


おとうと おかあをよんで


仲良く幸せに くらしたそうな


めでたしめでたし


うまくいったね いっすんぼうし

ほんと めでたしめでたし~